内容説明
少年はあごをあげて斜めに見下ろした。目が執念深く燃えている。さっきの、父親をいたわったかいがいしさからは、想像もできないような、鋭い目の光りである。沢井も構えた。夢…？理想…？社会からはみだしてしまった少年たち。自分なりに、道をさがして歩きだす。
著者等紹介
井上寿彦［イノウエトシヒコ］
１９３６年、名古屋に生まれる。名古屋大学文学部卒業。「田園詩人はどこへ行く」で北川千代賞受賞。日本児童文学者協会・中部児童文学会会員
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