目次
1 若いときにしておいてよかったと思うこと―若い先生がたに
2 よい単元の条件
3 単元学習をすすめていくために
4 表現力を高めるための一つの試み
おわりに―私の単元学習の歩み
著者等紹介
大村はま[オオムラハマ]
1906(明治39)年横浜市中村町に、父・益荒、母・くらの次女として生まれる。1928(昭和3)年東京女子大学卒業。国語兼英語教師として、長野県立諏訪高等女学校へ赴任。1947(昭和22)年新制中学校発足と同時に、東京都江東区立深川第一中学校へ転任。荒れた子どもたちに体当たりで指導する。文部省の学習指導要領委員になる。1960(昭和35)年東京都教育功労賞を受賞。1963(昭和38)年広島大学ペスタロッチ賞を受賞。1970(昭和45)年富山県の新規採用教育研修会で「教えるということ」の題で講演。のちに単行本となってロングセラーとなる。1972(昭和47)年第一回国語科実践発表会。以後毎年開催し、単元学習の研究発表を行う。1980(昭和55)年石川台中学校を退職。52年間の教師生活の幕を閉じる。1982(昭和57)年勲五等瑞宝章を受章。2005(平成17)年4月17日、クモ膜下出血で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よね
6
タイトル通り、授業をする教師の日頃の構え、教材になりえる条件、実際の授業が語られている。「単元学習」の授業に限らず、どんな授業にも通じる内容だ。特に私自身はっとしたのは、うまくいった指導を記録するエピソード。仕事への愛着と言うが、子どもにも、仕事にも、自分にも真摯であることの表れであり、そうありたいと思った。もう一つは授業の「いのち」。感覚的な言葉でまだ掴みきれないが、面白さに留まらず子どもの実生活に則した気付きを引き出す「何か」の有無こそ、子どもが芯からいきいきと(主体的に?)学ぶことにつながるのかも。2020/09/08
Takashi Inoue
0
すべては教師の責任。2017/11/26
Juonn Izuhara
0
教える仕事をする心構えと気迫を受け取った。2020/03/30