内容説明
花音は最近、仲よしグループで遊んでいても、ときどき(ちょっと、ちがうな)と感じてしまう。でも、自分の考えは口には出せない。だって、「変わってる」といわれるのはいやだし、なにより、仲間はずれがこわいから。そんなもやもやをかかえていた花音が、ひょんなことから、謎の女の人と手紙のやりとりをすることになった。そして、謎の女の人の正体があきらかになったとき―。
著者等紹介
田村理江[タムラリエ]
東京都出身。児童文学作家。成蹊大学文学部日本文学科を卒業。日本児童文学者協会第15期文学学校を修了。『15期星』同人
高山まどか[タカヤママドカ]
滋賀県彦根市出身。イラストレーター。2007年インターナショナルアカデミーイラスト教室修了後、個展開催や企画展、アートイベントなど多数出展(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねむねむあくび♪
36
読書友さんの感想より♪小学生の女の子の、友逹付き合いの悩みや苦労が、丁寧に描かれている。こういう柔らかな気持ちを大人になると忘れてしまいがちなんだよね~(^-^)花音の勇気に、暖かい気持ちになれました。2014/12/31
tokotoko
36
表紙も可愛すぎるし、中の字も大きいから・・・ちょっとっていう大人の方も多いかもしれません。けれど、読み始めるとね、子供のもつもやもや感は、大人と変わらないくらい強いんだなぁってわかって、第一印象の壁をスッと越えられると思います。テーマは「自分らしくいること」と「手紙」です。オシャレな友達の中で息苦しさを抱える花音が、ふとある人と交わすことになった手紙。その手紙が、花音を少しずつ変えていきます。その手紙の主は・・。花音あての手紙の文章は、こちらの心の中まで届くほど力があります。素直な手紙、書きたくなります。2014/12/07
群青色
10
知り合いのちびっこが読んでたので、ちょっとお借りして読んじゃいました。子供たちの携帯の取り扱いって難しいなぁ。たまには、ほっこり児童書もいいね2015/05/28
gururi
8
手紙の温かさを感じる優しい物語。物語の端々にお花の存在があるのが嬉しい。風船かずらを植えたくなる^^2025/05/22
いよの缶詰め
6
「自分はおかしいのだろうか?」自分に違和を覚える主人公は、ある事がきっかけでなずなさんと文通を始める。携帯についての話で花を咲かせる友人の話を聞きながら、「手紙は普段言えないことも書く事が出来るのに」と覚える。なずなさんとのやり取りを通して、成長していく主人公。「手紙は普段言えないことを伝えることが出来る」と聞いて、ヴァイオレット・エヴァーガーデンがふと浮かんだ。気付いたらティッシュを握っていた。「ヴァイオレット・エヴァーガーデンと一緒に勧めたい! これは私個人が貸すしかないか2020/07/29
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