内容説明
霧のたちこめる古い城あとをつっきって、高速道路を通す計画がもちあがる。すると、キツネ、小ブネと名のるふしぎな少年たちがあらわれて、「ゴンズイクラブ」を結成し、城あとを守る行動に出た。ぼくも仲間になり、オキテにならって野ガラスと名のり、いっしょに、使命をはたす計画を実行することに。だが、思いもよらない事実が…。人の絆のふしぎを描く冒険ファンタジー。
著者等紹介
広瀬寿子[ヒロセヒサコ]
神奈川に生まれ京都に育つ。「小さなジュンのすてきな友だち」(あかね書房)で第8回児童文芸新人賞、「まぼろしの忍者」(小峰書店)で第27回日本児童文芸家協会賞、「そして、カエルはとぶ!」(国土社)で第49回青少年読書感想文全国コンクール課題図書、第33回赤い鳥文学賞、「ぼくらは『コウモリ穴』をぬけて」(あかね書房)で産経児童出版文化賞大賞受賞
服部華奈子[ハットリカナコ]
1980年、栃木県生まれ。雑誌「サッカーai」(マガジン・マガジン)にイラストを描いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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杏子
15
夏休み、カメラマンの父さんの仕事の都合で、突然、その町に行くことになった透。霧のたちこめているその町に住んでいたのは父さんの古い友だち、宮野さんだった。透は宮野さんに預けられることになり、そこで二人の少年たちに出会って思いがけない冒険をすることになるが…。夏休み、古い町の武家屋敷、殿様の墓、秘密結社と、どきどきわくわくする要素が詰まっている。読書感想文にいいかも?2017/08/02
NOYUKI
2
キツネの茶ぶくろ、よい小ブネ、野ガラスつばき。秘密結社のコードネーム。夏の不思議な冒険。トオルがパパの仕事の意味に気づけてよかった。2015/07/05
さくらもち
1
第56回西日本読書感想画コンクール課題/高学年の部。夏休み、父の古い友人の家に預けられた透。霧のたちこめるその町で、透はキツネ、小ブネと名乗る不思議な少年達と出会う。2012/05/20
はなあさぎ88
0
まあ、最初からオチは読めるんだけれど、それはそれで「いつ気づくのかなぁ」的な楽しさ。2014/06/02
しのさん
0
田舎の町の友人に預けられたトールが遭遇する不思議なできごと。2012/06/28