海外ＳＦミステリー傑作選 地球の狂った日

ベリャーエフ，Ａ．【原作】/福島 正実【訳】

国土社（1995/11発売）

• サイズ A5判／ページ数 118p／高さ 22cm
• 商品コード 9784337299016
• NDC分類 K983
• Cコード C8397

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[植田 和昭]

ベリャ－エフ作品は、楽しいです。光のスピードが遅くなると言う設定がおもしろいです。でも物語の流れとしては単調な気がします。もっとＳＦらしくして欲しかったです。

2018/07/24

[きゅー]

もとの作品がデフォルメされ、小学生向けに翻案されているようだ。突如、光の進むスピードが遅くなってしまった世界。あらゆる出来事が何分も後になってから視覚化され、世界は混乱に陥る。なぜそうなったのかの説明を放棄しているので（邦訳の際にはしょったか）終始読者は置いてきぼり。しかしながら、光の速度が遅くなる世界というイマジネーションは愉しい。そんな世界で起きる生活を描写するくだりはまさにSF。大人になった自分からすれば物足りないけど、SF魂を持った少年にはこの一冊によりどれだけ空想の世界が広がるだろうか。

2014/03/06

[永田 誠治]

新任地の図書館で、新たな児童向けミステリー全集を発見したので、着手してみた。第1巻は「ソ連のH.G.ウェルズ」と言われるベリャーエフ。タイトルだけだと世紀末的だけど、軽いタッチで読める。とはいえ、作中のようなことがホントに起こったら、大問題だと思うけど。児童向けに翻訳されたせいだからか。

2021/06/16

[とぶとり]

懐かしい。しかしベリャーエフの作品は「ドウエル教授の首」さえ入手困難になっているのか。こういった作品が電子書籍でもいいから手に入るようになるといいのだが。

2011/04/21

[ＫＡＫＯ]

光の速度が遅くなって、動きと目に見える像に時差が起こるというおもしろい設定。だけど、起こっていることと目に見えていることとが頭の中で今どうなっているのかとごちゃごちゃ考えて、くたびれた。

2018/10/13