内容説明
古今東西、世界は多くの独裁者を生んできた。いったいなぜ独裁や独裁者はあとをたたないのか。人々が独裁をもとめるからか。人々が民主主義をもとめないからか。チュニジアの「ジャスミン革命」に始まる「アラブの春」、東欧の一党独裁、ヒトラーの歴史的現象を追い、カストロ、ノリエガ、イメルダ夫人など、著者インタビューによる独裁的指導者の実像と今をさぐる。
目次
第1章 二〇一一年「アラブの春」の衝撃ドミノ倒しの独裁者たち(独裁者の終わりは突然に;エジプト・ムバラク大統領を直撃 ほか)
第2章 冷戦とともに消えた東欧の独裁者たち(歴史にのこる六月四日;「連帯」の活動とポーランドの歴史 ほか)
第3章 私の会った独裁者たち(マヌエル・ノリエガ元最高実力者;ダニエル・オルテガ大統領 ほか)
第4章 世紀の独裁者アドルフ・ヒトラー(恐るべき歴史的現象;ウィーンでの青春時代 ほか)
第5章 アジアの開発独裁(「開発独裁」とは何か;スカルノからスハルトへ ほか)
著者等紹介
千野境子[チノケイコ]
横浜に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業。1967年産経新聞社入社。マニラ特派員、ニューヨーク支局長、女性初の外信部長、論説委員長などを歴任。東南アジア報道で1997年度ボーン上田記念国際記者賞受賞。主な著書に『アメリカ風だより』(国土社、第32回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)『紅茶が動かした世界の話』(国土社、第23回読書感想画中央コンクール課題図書)などがある。現在産経新聞客員論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ノリピー大尉
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