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出版社内容情報
だれもが心に種をいくつも持っている。やがてからを破って、みずみずしい芽があらわれる。でも、すべての種が芽吹くわけではない……。小学校中学年~高学年向け児童文学短編集シリーズ第6弾の著者は、次良丸忍。モヤモヤ・ムシャクシャするけど、心にささって、あとをひく物語ばかり6編を収録。実力派児童文学作家陣が自由にテーマを決め、楽しく簡潔に描いた作品ばかりのシリーズなので、本を読む経験が少ない小学生でも休み時間にサクッと読書の奥深さを味わえます。
内容説明
ズシッと胸に残る結末の物語からしばらくモヤモヤを引きずる物語まで心にささるショートストーリー6作品を収録。小学校中学年~高学年向け。
著者等紹介
次良丸忍[ジロマルシノブ]
1963年、岐阜県生まれ。名城大学法学部卒業。『銀色の日々』(小峰書店)で第14回新美南吉児童文学賞を受賞
ao[アオ]
フリーランスのイラストレーター。書籍・教材・広告などの分野で幅広く活躍している。1枚の絵からストーリーが広がるような、色彩豊かな世界観が持ち味(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スイ
10
中〜高学年向けの短編集。 すっきりしない結末のものもある、とはっきり表に書かれているのがまず新鮮だった。 短編小説は、どんでん返しがあったりハートフル感動ものだったりするけれど、いずれにしても綺麗にまとまってすっきりしているイメージ。 実際には、読み終えてもそれで済まずにずっとモヤモヤ考え続けるような短編もあるけれど、特に子ども向けでは「すっきりしない」と明言をするのは珍しい気がする。 でも、すっきりしないことでいっぱいの日々を生きていくには、すっきりしない物語も必要なのだ。 モヤモヤして結末の先や人物の2023/03/20