内容説明
文化、社会、歴史が奏でるダイナミズム。瑞々しい感性や粘り強い諷刺精神、生の情熱や反骨精神、台詞や行間から響く多彩な声や身振りに彩られたその舞台言語。新しい文学や芸術の道を懸命に探ろうと奮闘した19世紀末から20世紀初頭のウクライナ文学の特質をよく表し、現代にも通じる芸術的・社会文化的問題を提起する『盗まれた幸せ』『カッサンドラー』『リリス』の3作品を本邦初紹介。
著者等紹介
村田真一[ムラタシンイチ]
1959年岩手県生まれ。東京外国語大学大学院外国語学研究科スラヴ系言語専攻修士課程修了。上智大学外国語学部教授、同大学院言語科学研究科委員長。ウクライナ国立ポルタヴァ教育大学及び古典私立大学名誉教授。国際スラヴィスト会議日本委員、日本スラヴィスト協会会長、日露演劇会議理事長、ウクライナ=日本スラヴ学会会長。専門、スラヴ域の文学・演劇・文化。ロシア・ウクライナ・ポーランドなどの文学・演劇に関する論文を国際学会を中心に数多く発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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