探偵小説と“狂気”

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探偵小説と“狂気”

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  • サイズ A5判/ページ数 372p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784336071934
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

近代は何を狂わせたか―“異”なるものの復権。探偵小説がいかに“狂気”を描いたかを読み解き、近代という時代に潜む文化と制度の裡面、そして文学によってなされた企みを明らかにする。

目次

第1部 心身における“狂気”(狂信という心理―小栗虫太郎「後光殺人事件」;“狂気”を孕む身体―夢野久作「ドグラ・マグラ」)
第2部 “狂気”を内包する場(精神病院法のもたらす探偵/犯人像の構築―大阪圭吉「三狂人」;戦後社会への批判としての“狂気”―大下宇陀児・水谷準・島田一男「狂人館」)
第3部 法制度と“狂気”(精神鑑定という罠―平林初之輔「予審調書」;自白の追求という“狂気”―小酒井不木「三つの痣」;夢遊病と犯罪をめぐって―浜尾四郎「夢の殺人」)
第4部 “狂気”表象の歴史性(“狂気”の物語の発掘―岡本綺堂「影を踏まれた女」;精神医学に復讐する狂女―夢野久作「笑ふ〓女」;佯狂表象の物語―岡本綺堂「川越次郎兵衛」)
第5部 仕掛けとしての“狂気”(ミスリードと“狂人”―江戸川乱歩「緑衣の鬼」;探偵行為としての精神分析―木々高太郎「わが女学生時代の扉」)

著者等紹介

鈴木優作[スズキユウサク]
神奈川県生まれ。立教大学大学院文学研究科博士前期課程修了、成蹊大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。『新青年』研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。