内容説明
今もなお注目を集めつづける、東京美術学校工芸科図案部首席卒業作品“図案対象”。この傑作を遺し中国大陸の戦火の中に消えた久保克彦の、短くも鮮烈な生涯に迫る画期的評伝。
目次
序章
佐合島
上京
父・白船と山頭火
東京美術学校１
詩・友情・恋
東京美術学校２
入営
出征
藤六八六五部隊
戦死
終章
著者等紹介
木村亨［キムラトオル］
１９３６年山口県徳山市（現周南市）生まれ。１９５９年大阪大学工学部卒業後、東洋アルミニウム株式会社に入社。同社退社後、２００５年に企業従業員のストレスに関する調査研究を目的としたＮＰＯ法人産業メンタルヘルス研究所を設立（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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遠藤 悪
1
新聞で書評を読んだことから手にとったが、意外に面白く、引き込まれた。あの時期の青年がいかに教養があったか。そして久保克彦の素晴らしい才能。表現の不自由、出征の悲しさ、日本軍の理不尽さなどあらためて知ったこともよかった。2019/10/01
gua5113
0
心に染み入る一冊です。2022/08/16
c-ug
0
多くの若者たちに、大好きな絵や詩を諦めて、志半ばで戦争に行った久保克彦という人物がいたことを知ってもらいたい。2020/09/15
