産婆のタネ

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575247671
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

浅草天王町の札差、坂田屋の娘お亀久は、元は男勝りのお転婆だったが、六年前にかどわかしに遭ってから、見知らぬ男と血を恐れ家から出られなくなった。さらには、許婚である材木問屋、万紀の長男紀一郎が紀州で山崩れに巻き込まれ行方知れずに。悲観したお亀久は大川に身を投げようとする。激怒した母は、命の尊さを教えようと、「産婆の神様」と呼ばれる八丁堀のおタネ様の家にお亀久を連れて行く。始めは恐れおののいていたお亀久だが、おタネ様から産婆は女相手の仕事だから男の出る幕はないと聞き、見習いを申し出る。

内容説明

浅草天王町の札差「坂田屋」の娘、お亀久は、元は男勝りのお転婆だったが、六年前にかどわかしに遭ってから、見知らぬ男と血を恐れ家から出られなくなった。さらには、幼馴染みの許婚が山崩れに巻き込まれ行方知れずに。絶望したお亀久は大川に身を投げようとする。嘆き悲しんだ母は命の尊さを教えようと、「産婆の神様」と呼ばれる八丁堀のおタネ様のところにお亀久を連れていく。初めは恐れ慄いていたお亀久だが、産婆は女相手の仕事だから男の出る幕はないと耳にし、思わず見習いを申し出る。

著者等紹介

中島要[ナカジマカナメ]
早稲田大学教育学部卒業。2008年、「素見」で第二回小説宝石新人賞を受賞。18年、「着物始末暦」シリーズで第七回歴史時代作家クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

149
「あたしはこの仕事で生きていく」この言葉が堪らない。札差「坂田屋」の娘・お亀久6年前にかどわかしに遭ってから見知らぬ男と血を恐れ引きこもりになっていた。更に許婚の紀一郎が山崩れに巻き込まれ行方不明になった。一時は身投げも考えたが、母親はそんな娘を「産婆の神様」と言われるおタネ様に預ける所からこの物語は始まる。お亀久の成長物語でもあるし、お仕事小説、生と死・・命の話でもある。これはもっと続きが読みたい。 2024/10/10

はにこ

70
タイトルはタネさんだけど、主人公は亀久。幼い頃の事件で男性不信になった。それでも婚約したのに、相手は行方不明。可哀想な設定。そんな亀久がタネと出会い、産婆になるべく奮闘する物語。人の生まれる瞬間に立ち会える立派な仕事だけど、時には命を落とすこともある。命がけの出産という仕事に向き合う亀久。友達も婚約者もしょうもないやつだったけど、その分、亀久が自ら人生を切り拓くのが清々しい物語だった。2024/12/05

hirokun

52
★3 分かり易い文章で書かれており、読み易くサラッと読める、江戸時代を舞台にしたお仕事時代小説。女性の生き方、仕事との関わり方の難しさは、今も江戸時代も変らないのかもしれない。つい最近読んだ小説にもあったが、医療、介護などの人から感謝される職業は一方で人から恨まれることもある職業であり、これらの仕事に従事する人たちに対して敬意を表したい。2024/10/21

fuku3

37
2024.10.17読了。札差田村屋の娘亀久は6年前に人攫いに合い後遺症で男と血が駄目になり引き篭りに!材木問屋の許婚紀一郎が紀伊の山で山崩れに遭い行方不明に!悲観した亀久は身投げをしようとしたが、紀一郎の弟紀次に助けられる。母親の富久は娘に命の尊さを教える為に産婆の神様タネに合わせ、出産に立ち合わせた。タネから"産婆に向いてる"と云われた亀久はタネの元で産婆の見習い修行をする事に。亀久の出産に纏わる6篇の連作短篇。お産婆さんのお仕事&亀久の成長譚。いつの時代もでも女性にとって出産は命掛けの行いですね!2024/10/17

ぽろん

35
大店の娘でありながら、産婆の見習いになり、紆余曲折を経て、産婆を目指す亀久。血を見る事も出来ず、男性も苦手な亀久が、よりにもよってこんな大変な仕事に携わるなんてと思ったが、師匠のタネさんが飄々としてなかなかの食わせ者。見事に亀久の心に種は、撒かれました。とはいえ、紀次とはどうなるのかな。次巻あるのでしょうか?!2025/05/25

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