内容説明
幕末・明治の傑僧をはじめ禅門の逸話・公案百話を「禅画堂」文僊師が描く。
目次
犬に仏性があるのか(狗子仏性)
西郷南洲、無参和尚の一喝を怖れる
迷えば凡夫、悟れば仏(百丈野狐)
越渓老師、三条公を一呑みにする
倶胝和尚、指を立てる(倶胝竪指)
物外不遷和尚、近藤勇を敗る
胡子に鬚なし(胡子無鬚)
荻野独園、鉄舟を打つ
香厳和尚、木に上る(香厳上樹)
滴水禅師、病気の独園和尚を見舞う〔ほか〕
著者等紹介
池上文僊[イケガミブンセン]
1887(明治20)年、東京生まれ。本名は池上藤五郎。日本画を四条派の大家・野村文挙に学ぶ。のちに山水画・仏画・禅画に精進し、禅画に新境地を開き、高津柏樹禅師より禅画堂の雅号を受ける。六朝風の書も得意とした。1921(大正10)年、33歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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