笠原和夫傑作選〈第2巻〉仁義なき戦い―実録映画篇

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笠原和夫傑作選〈第2巻〉仁義なき戦い―実録映画篇

  • 笠原 和夫【著】
  • 価格 ¥5,500(本体¥5,000)
  • 国書刊行会(2018/09発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 445p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784336063106
  • NDC分類 912.7
  • Cコード C0074

出版社内容情報

日本映画史に燦然と輝く名作をのこした日本最大の脚本家笠原和夫、初の選集。全3巻。第1回配本は『仁義なき戦い』他実録映画篇。『博奕打ち 総長賭博』『仁義なき戦い』など日本映画史に燦然と輝く名作群をのこした日本最大の脚本家笠原和夫、初の選集がついに刊行。シナリオの第一級教科書にして、極上のエンターテインメントを全三巻に集成!

第一回配本(第二巻)は『仁義なき戦い』四部作のほか『県警対組織暴力』『やくざの墓場 くちなしの花』などの実録映画篇。未映画化の問題作『実録・共産党』『沖縄進撃作戦』も収録。 解題=伊藤彰彦

〈「仁義なき戦い」映画化に向けて、広島で四方八方走り回って京都へ戻ると、ちょうど笠原さんの脚本があがってきた。読むと、やくざとの交渉ごとに明け暮れた疲れが一気に取れるような気がした。作者自身の謂う〈今までとまったく違う脚本(ホン)〉が目の前にあった。赤裸のやくざがスクランブルのように入り乱れ、狂犬どもの湯気立つ内臓が飛び跳ねている。そして、あの広島弁のシェイクスピアといった感のあるセリフたち! やがて迎えた完成試写、幕が降りるや、興奮した面持ちの渡邊達人企画部長がわたしに手を差し出してきた。「おめでとう、これは映画史に残るよ」〉 日下部五朗(『仁義なき戦い』プロデューサー)

●第二巻 収録作品 *=未映画化作品
『仁義なき戦い』
『仁義なき戦い 広島死闘篇』
『仁義なき戦い 代理戦争』
『仁義なき戦い 頂上作戦』
『県警対組織暴力』
『やくざの墓場 くちなしの花』
『沖縄進撃作戦』*
『実録・共産党』*

●以下続刊
第一巻 博奕打ち 総長賭博 初期?任侠映画篇 (2018年10月刊)
『風流深川唄』
『港祭りに来た男』
『祇園の暗殺者』
『めくら狼』
『博奕打ち 総長賭博』
『博奕打ち いのち札』
『女渡世人 おたの申します』
『映画三国志』(テレビ作品)

第三巻 日本暗殺秘録  昭和史?戦争映画篇 (2018年11月刊)
『日本暗殺秘録』
『あゝ決戦航空隊』
『大日本帝国』
『昭和の天皇』*
『226【第1稿】』
『仰げば尊し』*

第二巻 収録作品 *=未映画化作品

『仁義なき戦い』
『仁義なき戦い 広島死闘篇』
『仁義なき戦い 代理戦争』
『仁義なき戦い 頂上作戦』
『県警対組織暴力』
『やくざの墓場 くちなしの花』
『沖縄進撃作戦』*
『実録・共産党』*

笠原和夫[カサハラカズオ]
著・文・その他

内容説明

実録映画篇として『仁義なき戦い』四部作ほか、未映画化の問題作『実録・共産党』『沖縄進撃作戦』を収録。

著者等紹介

笠原和夫[カサハラカズオ]
昭和2年(1927)東京生まれ。新潟県長岡中学を卒業後、海軍特別幹部練習生となり、大竹海兵団に入団。復員後、様々な職につき、昭和29年東映株式会社宣伝部に常勤嘱託として採用される。昭和33年、脚本家デビュー。美空ひばりの主演作や時代劇、『日本侠客伝』シリーズ、『博奕打ち総長賭博』をはじめとする任侠映画、『日本暗殺秘録』、『仁義なき戦い』四部作、『二百三高地』、『大日本帝国』、『226』等を執筆。平成14年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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HANA

52
BGMは当然ながらあの曲で。本書には「仁義なき戦い」四部作を含む実録物が収録されている。脚本を読んでいるだけでもかつて見たあの場面やこの場面が、脳裏に浮かんでくるようでもある。自分が生まれるより遥か前の作品であるが、読んでいると映画館の暗闇に独特の背徳感があった時代や、邦画がまだ熱を持っていた時代にも想いを馳せることが出来るなあ。勧善懲悪を一作で過去の物とした「仁義なき戦い」はまごう事なき傑作だけど、残りの収録作も時代を感じさせながらも、引き込まれるようなパワーを持っている。映画版も又見てみようと思う。2019/05/08

ぐうぐう

27
『笠原和夫傑作選』第一回配本である二巻は、『仁義なき戦い』四部作を含む実録映画を収録している。『仁義なき戦い』は深作欣二の革新的な演出がクローズアップされることが多いが、脚本の段階ですでに尋常ならざる熱を放出していることがよく理解できる。実録と言うからには、元になった出来事があり、笠原は丹念に当事者達に取材してはいるものの、事実の凄みに負けじと生み出された渾身のセリフが『仁義なき戦い』の支柱となっている。(つづく)2018/11/05

Hiroki Nishizumi

3
映画にも圧倒されたが、このシナリオにも打ちのめされそうだ2019/03/19

Hisashi Tokunaga

1
8月6日を前に、広島を知っておくための一冊。飯干氏の原作を脚色した映画台本。広島方言を昭和20年~30年代の若者、やくざ者がどのようなアクセントで喋ったかは文字面では見えない。映画化に際しての裏話は伊藤彰彦の解説が楽しめる。柚月氏の小説が仁義なき戦いを彷彿させるのは広島ヤクザ世界の独特のローカル規範が共通に醸す土着性?方言語り口にあるようだ。本作品で東映やくざ映画は一変したとの見方は正しい。ヤクザ世界が一変しただけでなく、観客のヤクザ感がすでに変化していたからだ。2023/07/09

西村章

0
膨大な登場人物を自由自在に交通整理しつつ、多彩なエピソードを重層的に絡めてゆく構成力が、脚本という形式だとより生々しく把握できるので、読みながらその緻密さに終始圧倒されっぱなし。完成番の映画と比較しながら読み進むと、俳優陣の演技の凄味もより明快にわかってなおさら愉しい。未映画化シナリオの『実録・共産党』を読めたのも大きな収穫。これ、映像化されていればとんでもない傑作になっていたのかも。『沖縄進撃作戦』もそうだけど、21世紀の現代社会にも通底するテーマであるところがすごい。2018/11/29

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