大いなる聖戦〈上〉―第二次世界大戦全史

個数:
  • ポイントキャンペーン

大いなる聖戦〈上〉―第二次世界大戦全史

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 14時18分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 472p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336062925
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C0020

出版社内容情報

世界各国で長年、20世紀の戦争と戦略に関する研究を進めてきた斯界の碩学による、第二次大戦を学ぶために不可欠の必読書。英国、米国、ノルウェーなどで長年にわたり、20世紀の戦争と戦略に関する研究を進めてきた斯界の碩学による、第二次世界大戦を学ぶために不可欠の必読書。

これまで信じられてきた、第二次世界大戦における通念の数々を、新たな視座に基づいた緻密な分析によって刷新し、その相貌を巨細にわたり描き切った決定的大著。

◆本書は以下の2点の方針に基づき著されたものです。
?大戦についての基本的な参考・指南書となり、大戦を構成し、同時進行していた時期もある二つの戦争をバランスよく一巻にまとめて記述し、その際にも、二つの戦争の各々を構成する部分部分を相互にバランスよく提示することとしたこと。
?時系列順での「そして次に……」といった記述方式を避け、いつ・どこで・何が起きたかという記述態様よりは、出来事が実際にそのように起きた理由の追究を重視し、説明に際しては地域毎にではなく起きた時期に焦点を当て、どのように出来事が展開していったのかを明確にするようにしたこと。

日本語版へのまえがき
前言および謝辞

◆第1章 新しい世界と新しい戦争
平和の問題/中国に対する日本の野心/日本と満洲/満洲事変への反響/ナチ・イデオロギー/ヒトラーと軍縮/ラインラント進駐/日中戦争の起源/中国の情勢/盧溝橋事件/中国における戦い 一九三七年/戦争の泥沼化/中国戦線 一九三八年/オーストリア併合とミュンヘン会談/ミュンヘン会談の影響/英ソの不信/独ソ不可侵条約/ヨーロッパ戦の勃発

◆第2章 征服戦争の階梯
ドイツ国防軍の軍備/ポーランド軍と独軍の戦闘序列/北ポーランドにおける戦い/南ポーランドにおける戦い/ワルシャワ攻防戦/ソ連の介入/ポーランドの解体/ドイツの海軍戦略/ドイツの通商破壊戦/連合軍輸送船団とUボートの戦い/スカンディナヴィアの戦い 冬戦争/ソ連軍のフィンランド攻撃計画/ソ連軍の敗北と立ち直り/スカンディナヴィアにおける英仏の思惑/英仏の計画/独軍の計画/独軍の南ノルウェー占領/英仏軍の北ノルウェー撤退/西ヨーロッパにおける作戦/独軍の戦闘序列/英仏軍の計画/優劣の比較/仏軍の士気/開戦劈頭の動向/独軍のムーズ川渡河/セダンにおける仏軍の敗北/連合軍内部の軋轢/北仏戦線の崩壊/マジノ線突破/フランスの休戦協定受諾/ヨーロッパ列強の没落/錯綜するバルカン情勢/英本土航空決戦/屈せざるも無力な英国/選択に苦しむドイツ/伊軍のギリシャ侵攻/北アフリカの戦い/脆弱なイタリア/ドイツの介入/バルカンの戦い/ユーゴスラヴィア降伏/ギリシャにおける連合軍の敗北/クレタ島をめぐる戦い/大西洋の戦い/膠着した海洋戦/バルバロッサ作戦/独軍の作戦をめぐる問題/独軍の戦闘序列/独軍の無敵神話/ソ連とソ連軍の状況/準備不足のソ連/ソ連軍の戦闘序列/独ソ戦の開始/北部・中部戦線における作戦/南部戦線における作戦/ウクライナにおける独軍の攻勢/ソ連軍の抵抗/モスクワ攻略「台風」作戦/ソ連軍の反撃

◆第3章 世界戦争への拡大
中国戦線で日本が直面する難問/日本の政策決定へのヨーロッパ情勢の影響/日本の機会と選択肢/米国の建艦計画とその影響/米国の対日経済制裁と誤算/真珠湾攻撃/日本軍の東南アジア侵攻/フィリピンの戦い/オランダ領東インドにおける戦い/マラヤとスマトラの戦い/ビルマの戦い/日本の作戦計画修正/珊瑚海とミッドウェーの戦い/ドイツの対米宣戦/北大西洋の戦い・一九四一年?四三年/連合国の苦境 一九四二年/連合軍の戦力増強/地中海戦線/地中海戦線・一九四〇年?四二年/枢軸諸国が直面する諸問題/米軍の中東戦線への介入/エルアラメインの戦いへ向けて/パプア・ニューギニアの戦い/ガダルカナルをめぐる攻防/ソロモン海域における海戦 一九四二年十一月/東部戦線・一九四二年/ソ連軍の成功の限界/ハリコフ攻勢/ドイツの戦略判断・一九四二年/独空軍の実態/独陸軍の実態/ドイツの同盟諸国の実態/枢軸軍占領地域の状況/独軍の作戦計画の弱点 一九四二年/独軍の夏季攻勢/独軍の作戦の欠陥/スターリングラードの戦い/エルアラメインの戦いと「トーチ」上陸作戦/チュニジアの戦い/ソ連軍の冬季攻勢/土星および小土星作戦/イタリア第八軍の壊滅/スタフカの南方攻勢計画/ギャロップおよび星作戦/独軍の戦線建て直し/ハリコフ攻勢再考

H・P・ウィルモット[エイチピーウィルモット]
著・文・その他

等松春夫[トウマツハルオ]
監修/翻訳

内容説明

英国、米国、ノルウェーなどで長年にわたり、20世紀の戦争と戦略に関する研究を進めてきた斯界の碩学による、第二次世界大戦を学ぶために不可欠の必読書。

目次

第1章 新しい世界と新しい戦争(平和の問題;中国に対する日本の野心;日本と満洲 ほか)
第2章 征服戦争の階梯(ドイツ国防軍の軍備;ポーランド軍と独軍の戦闘序列;北ポーランドにおける戦い ほか)
第3章 世界戦争への拡大(中国戦線で日本が直面する難問;日本の政策決定へのヨーロッパ情勢の影響;本の機会と選択肢 ほか)

著者等紹介

ウィルモット,H.P.[ウィルモット,H.P.] [Willmott,H.P.]
1945年英国ブリストル生まれ。ロンドン大学キングズ・カレッジ戦争研究学部で軍事史の博士号を取得。米国国防大学の幕僚課程を修了し、英国国防大学で安全保障戦略の修士号を取得。英国陸軍特殊作戦部隊(SAS)での軍務経験を経てサンドハースト陸軍士官学校戦史上級講師、国防省戦史上席研究官、デ・モントフォート大学軍事・社会学研究所客員教授、グリニッジ大学客員教授を歴任。英国外では王立ノルウェー国防大学客員教授、米国テンプル大学、メンフィス両大学客員教授を歴任。また、1992年から1994年にかけてワシントンDCの米国国防大学軍事戦略・作戦コースで海軍史の講座を担当した。軍事一般、とりわけ20世紀の戦争と戦略に関する20冊以上の著作がある

等松春夫[トウマツハルオ]
防衛大学校人文社会科学群国際関係学科教授。1962年米国ロサンゼルス生まれ。筑波大学人文学類(ヨーロッパ史)卒。早稲田大学大学院政治学研究科(政治思想)修士課程修了。オックスフォード大学大学院社会科学研究科(政治学・国際関係論)博士課程修了。D.Phil(International Relations)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばたやん@かみがた

57
米英発のWW2物と言えば大体欧州戦線中心で太平洋戦争は刺身のツマなんだよなぁ…例えばA.ビーヴァー「第二次世界大戦1939-45」だとあちらはパットン、モントゴメリー、グデーリアン等々敵味方の将星が生き生きと描かれるのに、我が方の将軍達は名前が列挙される位。いいんですけどねー。それに対して本作は東西の各戦線を規模や意義に基づきバランス良く配すことを目指している。但し、現代戦は英雄同士でなく集団・組織間で争われるものなので、先程挙げた様な将帥達の活躍は殆ど描かれない。代わりに其々の出来事が出来した背景や(続2019/06/15

skunk_c

48
第二次世界大戦終結から3/4世紀目の節目を考え、ことしはその20世紀最大の戦争に関する大部な書を読み続けてきたが、これはその最後。ここに来て典型的な軍事史にあたる。いわゆる戦略と戦術を峻別し、その戦略的価値に評価の重点を置きながら記述する。当然のように中心はヨーロッパ、特に東部戦線の分析に紙面が割かれるが、敢えて細かい戦闘の内容には触れず、大局的な情勢を中心に分析している。したがって戦争の見取り図を得るには本書は適切と思う。残念なのは附属の地図が少なく、本文中の地名で地図に記載がないものが数あることか。2020/12/28

ケニオミ

11
第二次世界大戦についての本ですが、欧州戦と太平洋戦を対等に扱っているとても珍しい内容です。これまで読んだ、どの第二次世界大戦についての本よりも、様々な戦線の解説に納得できました。特に日本が米国との戦争に踏み切った理由がコンパクト、かつ分かりやすくまとめられていました。下巻も楽しみです。第二次世界大戦についての本を読むならば、この本だと思います。2019/08/12

ジュン

9
大戦に関する様々な通念を覆し統合していく。例えば、ウィルモットは「伝説的に強いドイツ軍」には批判的で、冷戦から20年を経た本書において、イデオロギーから比較的自由にソ連軍の1944年以降のプロフェッショナリズムを評価している。私はどうしても日中戦争や太平洋戦争を冷静な目で見ることができないのだけど、ウィルモットは史学と安全保障の見地から事実と考証だけを重ねていく。重要なのは欧州戦域だけではなく、アジア・太平洋側においてもそれがなされていること。この専門性はビーヴァーにはなく、ウィルモットの本領といえる。2019/07/14

八八

7
H.P.ウィルモットは海外、特にアングロサクソン系の研究者の評価が高い軍事史家である。しかし、日本における知名度は皆無と言ってよい。本書はそのウィルモットが著作した第二次世界大戦の通史であり、多く引用される基本書である。この書籍の特徴は3つある。1、総力戦の時代における戦いをある将軍の働きや軍自体が勝敗を左右したと描く事を批判している。2、太平洋戦域にも注意を払っている。3、巷で溢れている俗説や通説を批判的に検討している。これらの視点で描かれた本書を読むことによって多くの知見を得ることができるであろう。2018/10/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13093493
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。