出版社内容情報
一人の青年により産みだされたタイルの地場産業物語を辿り、 タイルが彩る銭湯・映画館・理容店の残るレトロな街々を巡る。 一人の独創的な青年により産み出された小さな町の小さなタイルが、日本各地そして世界を貼り尽くした―奇跡のような昭和の地場産業物語をたどり、 タイルが彩る銭湯・映画館・理容店の残るレトロな街々をめぐる。
加藤郁美[カトウイクミ]
内容説明
おばあちゃんの家、銭湯、映画館、角の煙草屋…昭和を彩ったなつかしいタイルの8割が、なんと4キロ四方の小さな町、岐阜県多治見市笠原町で作られていました。色とりどりのタイルを生み出した笠原町と、いまも笠原タイルを貼った建物がのこる全国の街町を訪ねます。
目次
1 昭和レトロタイル・コレクション―多治見市モザイクタイルミュージアム所蔵品にみる昭和30年代モザイクタイルのデザイン(丸タイル;七宝・矢形 ほか)
2 山内逸三という青年がいた―23歳で美濃焼モザイクタイルを創製した若者(京都・国立陶磁器試験所;モダニズムの建築家、藤井厚二教授との出会い ほか)
3 タイルの町、笠原町の人びと―町全体がひとつの工場(山又鉱山土とり場;製陶所の煙突風景 ほか)
4 モザイクタイルの旅―昭和をのこすタイルな街町(仁王美容院(名古屋市)
どんぐりタイル(富士吉田市) ほか)
著者等紹介
加藤郁美[カトウイクミ]
北海道生まれ。作品社で『ヘンリー・ダーガー非現実の王国で』など編集ののち独立、月兎社主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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