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出版社内容情報
シベリア、オビ川流域のハンテ族などの熊祭り、口承文芸、生活技術の研究を通し、西シベリアに暮らす人々の精神文化を明らかにする。
遠く離れた極寒の地シベリアと日本をつなぐタイガの道。アジアとヨーロッパを分かつウラル山地の東側、オビ川流域に暮らすハンテ族、マンシ族の「熊祭り」、「口承文芸」、「狩猟漁撈」などの現地調査により、西シベリアに暮らす人々の精神文化と日本とのつながりを明らかにする画期的論考集。
【著者紹介】
1940年新潟県生まれ。京都大学文学部卒業。現在、独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所名誉研究員、独立行政法人日本芸術文化振興会プログラムデイレクター。専攻、民俗芸能。主な著書に、『歌垣と反閇の民族誌』(1996年、創樹社)、『歌・踊り・祈りのアジア』(2000年、勉誠出版、編著)、『芸能の古層ユーラシア』(2006年、勉誠出版)、『世界遺産時代の村の踊り』(2007年、雄山閣)、『過疎地の伝統芸能の再生を願って』(2012年、国書刊行会)など。
内容説明
西シベリアと日本をつなぐタイガの道。アジアとヨーロッパを分かつウラル山地の東側、オビ川流域に暮らすハンテ族とマンシ族。「熊祭り」「口承文芸」「狩猟」などの多角的な視点から、神々と精霊の住まう国に暮らす人々の精神文化と日本とのつながりを明らかにする画期的論考集。
目次
第1部 熊祭りと芸能(熊祭り;ハンサ族の熊祭りの歌・寸劇・踊り;熊の歌(語り)と熊祭りの神観念の原初性
殺伐な儀礼からの獅子舞考
暴れ牛と神さびる熊―牛殺しと熊殺しの違い
ユーラシアに広がる神懸かり的な旋回舞踊)
第2部 伝統的世界観と口承文芸(神々と精霊の国;祖霊崇拝;昔話;怪異譚―タイガと湖沼に棲む精霊たち)
第3部 狩猟漁撈(トナカイ放牧基地・ストーイビシェの生活;狩猟・採集・移動の技術;シベリアへとつながる漁撈技術)
著者等紹介
星野紘[ホシノヒロシ]
1940年新潟県生まれ。京都大学文学部卒業。現在、独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所名誉研究員、独立行政法人日本芸術文化振興会プログラムディレクター。専攻、民俗芸能・民俗音楽・民俗学・中国民間文芸
齋藤君子[サイトウキミコ]
1944年岐阜県生まれ。上智大学外国語学部卒業
赤羽正春[アカバマサハル]
1952年長野県生まれ。明治大学卒業。明治学院大学大学院修了。文学博士。専攻、民俗学・考古学・文化史。シベリアと日本の文化史研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。