ジャック・ヴァンス・トレジャリー<br> 宇宙探偵マグナス・リドルフ

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ジャック・ヴァンス・トレジャリー
宇宙探偵マグナス・リドルフ

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  • サイズ A5判/ページ数 429p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336059208
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

宙を駆けるトラブルシューターマグナス・リドルフが大活躍!ヴァンスによる愉快痛快・捧腹絶倒の傑作宇宙ミステリシリーズ、登場。ある時は沈毅なる老哲学者、ある時は知謀に長けた数学者、しかしてその実体は宙を駆けるトラブルシューター、その名もマグナス・リドルフ! 魑魅魍魎の異星人たちを相手に、白髪白鬚の老紳士マグナスの超思考が炸裂する痛快無比な宇宙ミステリシリーズがついに登場。奇習に彩られた惑星ココドでの合戦賭博を中止させるよう依頼を受けたマグナスが講じたアクロバティックな手段とは?代表作「ココドの戦士」の他、歓楽惑星のカジノ経営者の犯罪アリバイトリックを暴くために己の数学センスを駆使する「数学を少々」、閉鎖された空間〈ハブ〉で起きた殺人事件をめぐるフーダニットもの「とどめの一撃」など、ミステリからファンタジー、秘境探検に海洋冒険、さらにはハードSFまで、ヴァンスのヴァラエティに富んだ世界が堪能できる連作全10篇収録。

本邦初の傑作選、刊行開始!
〈ジャック・ヴァンス・トレジャリー〉全3巻
『竜を駆る種族』や〈魔王子〉シリーズなど、独特のユーモアで彩られた魅力あふれる異郷描写、壮大なスケールの作品世界で知られ、ダン・シモンズ(『ハイペリオン』)やジョージ・R・R・マーティン(〈氷と炎の歌〉シリーズ)らに多大な影響を与えたアメリカSF・ファンタジー界の名匠ジャック・ヴァンス。ヴァンス翻訳の第一人者浅倉久志、そして屈指の名訳者にしてヴァンス狂の三人がヴァラエティ豊かなヴァンス世界を厳選した本邦初の選集、ついに刊行開始! カバー装画:石黒正数

1 宇宙探偵マグナス・リドルフ 浅倉久志・酒井昭伸訳

2 天界の眼――切れ者キューゲルの冒険 中村融訳 *次回配本
快男児キューゲルのゆくところ、火のないところに煙が立つ! 行く先々で大騒動を引き起こす小悪党キューゲルが大活躍する無責任ヒロイックファンタジーシリーズ。

3「スペース・オペラ」浅倉久志・白石朗訳 
惑星を渡り歩く歌劇団の珍道中を描く傑作長篇、そして浅倉久志訳ヴァンス短篇(「新しい元首」「悪魔のいる惑星」「海への贈り物」「エルンの海」)を集成。

ジャック・ヴァンス[ジャックヴァンス]
1916年、サンフランシスコ生まれ。カルフォルニア大学バークレー校を卒業後、商船員の職につき航海中に小説を執筆、45年短篇「The World-Thinker」でデビュー。その後、世界中を旅しながら作品を発表、奇怪な世界と異様な文化を活写する唯一無比の作風で息の長い活動を続け、80冊以上の著作がある。主な作品に『終末期の赤い地球』(50)、『竜を駆る種族』(63、ヒューゴー賞受賞)など。ミステリ作家としても『檻の中の人間』(60)でエドガー賞処女長篇賞を受賞。84年には世界幻想文学大賞生涯功労賞、97年にはアメリカSF・ファンタジー協会が授与するグランド・マスター賞を受賞、殿堂入りを果たしている。

浅倉久志[ アサクラヒサシ ]
1930年?2010年。大阪外事専門学校(現大阪外国語大学)英米科卒。十数年の会社員生活を経て、1962年からSFの翻訳を始める。訳書にヴォネガット『タイタンの妖女』、ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』、ラファティ『九百人のお祖母さん』、ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた』(以上ハヤカワ文庫SF)、F・ライバー《ファファード&グレイ・マウザー》シリーズ(創元推理文庫)など、編訳書に『ユーモア・スケッチ傑作展1?3』(早川書房)、『ユーモアSF傑作選1?2』(講談社文庫)などがある。

酒井昭伸[サカイアキノブ ]
1956年生まれ。早稲田大学政経学部卒。英米文学翻訳家。訳書にクライトン『ジュラシック・パーク』、シモンズ〈ハイペリオン〉四部作、ブリン〈知性化〉シリーズ、マーティン〈一千世界〉〈氷と炎の歌〉シリーズ(以上早川書房)、シェフィールド『マッカンドルー航宙記』(東京創元社)などがある。

内容説明

ある時は沈毅なる老哲学者、ある時は知謀に長けた数学者、しかしその実体は宙を駆けるトラブルシューター、その名もマグナス・リドルフ!魑魅魍魎の異星人たちを相手に、白髪白鬚の老紳士マグナスの超思考が炸裂する痛快無比な宇宙ミステリシリーズがついに登場。ミステリからファンタジー、秘境探検に海洋冒険、さらにはハードSFまで、ヴァンスのヴァラエティに富んだ世界が堪能できる連作全10篇収録。

著者等紹介

ヴァンス,ジャック[ヴァンス,ジャック] [Vance,Jack]
1916年、サンフランシスコ生まれ。カリフォルニア大学バークリー校を卒業後、商船員の職につき航海中に小説を執筆、45年短篇“The World‐Thinker”でデビュー。主な作品に『竜を駆る種族』(63、ヒューゴー賞受賞)など。ミステリ作家としても『檻の中の人間』(60)でエドガー賞新人長篇賞を受賞。84年には世界幻想文学大賞生涯功労賞、97年にはアメリカSF・ファンタジー協会が授与するグランド・マスター賞を受賞、殿堂入リを果たしている。2013年逝去

浅倉久志[アサクラヒサシ]
1930年生まれ。大阪外国語大学卒。英米文学翻訳家。2010年逝去

酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生まれ。早稲田大学政経学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

201
題名は探偵だが、ギャンブラで詐欺師でよろず請負人でヤギひげの知的な老人。様々な事件を知恵と皮肉で切り抜けていく短編集。ウィットに富んだユーモア精神たっぷりに書かれた小説。1940~50年代の開拓精神あふれる愉快な未来宇宙観。エビ型、ゴリラ型、ムカデ型、様々な宇宙人の特性を見事についたネタと落ち。初めて見る宇宙人の性質を逆用したトリックなどは、心地よい下らなさ。呆れてしまうが反感は生じない。地球人より素敵な宇宙人は見当たらず、どれも当時の欧米から見たアジア・アフリカと言った描写。2020/09/04

猿吉君

69
絶対に負けない宇宙探偵マグナス・リドルフの冒険、楽しくてあっという間に読みました!①ユーモアとウイットに富んだ物語、悪党が痛い目にあう、痛快この上ないです!②翻訳の酒井さんが好きなので安心して読めました。③こういう短編シリーズこそネットフリックス等でドラマ化して欲しいです。④腕力よりも頭脳を駆使して知力でやり込めるところがスカッとします。⑤意外とSFしてます、最近の科学が使用されてなくてもワクワクします。⑥こういうおじいちゃんが親戚に欲しくなります。点数90/100→読んで損なしお奨めです(^u^)2020/08/30

星落秋風五丈原

57
未知なるフロンティア―宇宙を駆けるトラブルシューター、マグナス・リドルフが、魑魅魍魎の異星人たちと渡り合い、ジコチューな依頼者達には容赦せず鉄槌を下す。白髪白鬚の老紳士。お、新たなイケ爺登場か?と息巻くが、数学者という触れ込みにも関わらず、彼は懲りずに「手堅い」投資に失敗している。「良心や正義がある」従来のハードボイルド探偵に抱くヒーロー幻想を小気味よく崩していくマグナス・リドルフは、誰に嫌われようと星が一つ潰れようと意に介さず、飄々と未知なるフロンティアを旅する。いかにも友達が一人もいなさそう。2016/07/16

Panzer Leader

55
初読みのジャック・ヴァンス、一番新しいのでも自分の生まれる前の作品ながら時代を全く感じさせないのが驚異的。賭け事好きな人々を皮肉った傑作「ココドの戦士」から始まり、ちょっと違和感のある初期作品をラストに持ってきたり、様々なガシェットを味のある訳語で読ませる工夫も良い。でもなんといっても最大の魅力は依頼された謎は解くけどあなたの人生破滅させますって感じのチョイ悪親父マグナス・リドルフのキャラクター。 ジャック・ヴァンス・トレジャリー残りの2冊も楽しみ。2017/04/08

いちろく

45
紹介していただいた本。30分の映像作品の原作を読んでいるような、一話一話ワクワクする短編集だった。ミステリ、ファンタジー、冒険モノに、SFが詰まった贅沢な内容。紳士の様なイメージが直ぐに打ち砕かれたトラブルシューターの主人公リドルフの魅力に惹きつけられたら抜け出せなくなった。古き良き作風の印象も感じていたら、あとがきで50年以上前の作品と知り驚く。それでも、面白い作品は時を経ても評価されるのは、SF関係の雑誌だけでなく、昨年末のこのミスでも触れられていた事からも解る。石黒さんの表紙も良かった。紹介感謝!2017/06/16

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