内容説明
金のためならヤラセも捏造も朝飯前の雑誌記者・望月康孝は、古くから現人神信仰が続くとある島へ向かう。取材は形だけで、リゾート開発企業の依頼で島の信仰を危険なカルト宗教にでっちあげるのが目的。ところが、自分自身を神だと疑わず、島から一歩も出たことのない美貌の“神様”・柊杞になぜか気に入られてしまう。望月も柊杞の無垢な心と身体に男の本能をくすぐられて―!?「カレは手段を選ばない」、新作「神の恋する男」「神の遺伝子」他を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nono
13
BL。以前リーフとダリア文庫で出ていたものに書き下ろしを加えて完全版。既刊既読。現人神として育った青年とルポライター。自分を神と信じている受の純真な言動により、いつしか改心する攻。結局騙しているのよね、と攻に良い感情を持てないまま読了。受もこのまま世間知らずで終わって良いのか?最も「神だから」との御言葉を貰えそうですが^^さくさく軽めに読了。2017/06/17
*ちえ*
5
B電子。フリージャーナリスト×現人神(だと思っている青年)いやいや望月..甘やかしすぎだろう!しかし柊杞がまったく現世のことわからない上、自分を神と思っているから言動自体が可笑しいのをいい事に望月がいいように嘘をついて手のひらで転がしてるのは楽しかった。でもキャラどちらにも若干イラッとしたけどね!あと拓也にも。2016/09/20
なみキミ
2
カレは~は文庫版で5年くらい前に読んだ記憶があるのに忘れてるわ。神としてのアイデンティティは一生続くものなのかな。まあ、望月がコントロールできてるうちは問題ないんだろうけど。衆道の作法は拡大解釈も甚だしい(笑) お互い納得?なら問題ないよな~2015/11/22
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