出版社内容情報
映画史上最も洗練された監督、スクリューボール・コメディの神様、エルンスト・ルビッチの魔術的魅力を解き明かす古典的名著、邦訳!
ビリー・ワイルダーが師と仰ぎ、フランソワ・トリュフォーがオマージュを捧げ、小津安二郎が影響を受けた、粋で軽妙洒脱な艶笑喜劇の名匠、エルンスト・ルビッチ。『極楽特急』『ニノチカ』『生きるべきか死ぬべきか』など、今なお宝石のごとく輝く数々の傑作をものした天才監督についての緻密な評伝と脚本家インタビュー、当時の批評や関係者の証言で“ルビッチ・タッチ”とは何かを解き明かす古典的名著がついに登場! 日本版特別寄稿:山田宏一「永遠のエルンスト・ルビッチ」 そしてフランソワ・トリュフォーによるエッセイ「ルビッチは映画の君主(プリンス)であった」を特別収録。
*本書刊行時に寄せられた絶賛評
「『ルビッチ・タッチ』を楽しく読み通した。著者はルビッチの機知とユーモアを宝物のように慈しむ“ルビッチ崇拝者”のひとりである。そういう私たちの仲間が何と少なくなったことか」〈チャールズ・チャップリン〉
「映画に関心を持つものにとって必読の書である。じつにおもしろい伝記であるばかりでなく、映画史を論じて深い洞察に満ちている」〈ジョゼフ・フォン・スタンバーグ〉
「この上ない興味を持って『ルビッチ・タッチ』を読み終え、この監督について知らなかったことを数多く教えられた。ルビッチの監督としての一生はあらゆるフィルムメイカーが胸に抱く夢そのものだった。見事な成果に拍手を送りたい」〈ジャン・ルノワール〉
内容説明
ビリー・ワイルダーが師と仰ぎ、フランソワ・トリュフォーがオマージュを捧げ、小津安二郎が影響を受けた、粋で軽妙洒脱な艶笑喜劇の名匠、エルンスト・ルビッチ。『極楽特急』『ニノチカ』『生きるべきか死ぬべきか』など、今なお宝石のごとく輝く数々の傑作をものした天才監督についての緻密な評伝と脚本家インタビュー、当時の批評や関係者の証言で“ルビッチ・タッチ”とは何かを解き明かす古典的名著がついに登場。
目次
ルビッチ・タッチ(ドイツ時代;アメリカ・サイレント時代;アメリカ・トーキー時代)
脚本家の回想(サムソン・ラファエルソン;ウォルター・ライシュ)
さまざまなルビッチ賛(「『灼熱の情花』撮影現場にて」ハーバート・ハウ;「『三人の女』評」ロバート・E・シャーウッド;「『三人の女』について」ハンス・ザックス ほか)
ルビッチは映画の君主であった(フランソワ・トリュフォー)
永遠のエルンスト・ルビッチ(山田宏一)
付録 ルビッチ俳優名鑑・ルビッチ流都会喜劇の監督たち
エルンスト・ルビッチフィルモグラフィー
著者等紹介
ワインバーグ,ハーマン・G.[ワインバーグ,ハーマンG.] [Weinberg,Herman G.]
1908年ニューヨーク生まれ。音楽芸術研究所(ジュリアード音学院の前身)でヴァイオリンを学び、コンサート奏者をめざすも、進路を変更、映画の世界に入る。最初は伴奏音楽の作曲、トーキー以後は外国映画の映画字幕制作に従事。28年「クロースアップ」誌を皮切りに、国内外の代表的映画研究誌に映画評論を寄稿、アメリカ、カナダの大学で広く映画を講じ、英国映画協会のために監督の作品目録シリーズを開始する。83年死去
宮本高晴[ミヤモトタカハル]
1952年福井県生まれ。英米映画関係の翻訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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