出版社内容情報
著者は食物アレルギーに悩まされてきた。闘いの日々を綴り、しくみや治療のあり方を考察。患者や家族に勇気と社会に理解を求める。
著者のサンドラ・ビーズリーは、生まれた直後から広範囲にわたる重い食物アレルギーに悩まされてきた。乳製品、卵、大豆、牛肉など、20種類以上のアレルゲンを少しでも摂取すると、命にかかわるアナフィラキシーショックを起こしてしまうのだ。ふつうの人々にとってのごちそうが「毒」になってしまう環境のなかで生きてきた著者が、アレルギーとの闘いの日々、家族や恋人との関係を率直に語り、アレルギーのしくみや治療のありかたについて考察する。近年急増しつつあるアレルギー患者に勇気を与え、患者に対する理解を深めるために役立つ一冊。
【著者紹介】
1980年生まれ。詩人、ノンフィクション作家。2007年にデビュー作の詩集『セオリーズ・オヴ・フォーリング』で詩文学新人賞を、2009年に2作めの詩集『アイ・ワズ・ザ・ジュークボックス』でバーナード女性詩人賞を受賞。また、《オックスフォード・アメリカン》、《ワシントン・ポスト・マガジン》、《ニューヨーク・タイムズ》などで定期的にコラムを執筆している。ワシントンDC在住。
内容説明
私のお誕生日会。デザートを食べた後、誰かが必ずこう言う。つまり、キスは禁止ということ。アナフィラキシーショックを起こさないように。著者で詩人のサンドラ・ビーズリーには、ふつうの人々にとってのごちそうが「毒」になってしまう。闘いの日々、アレルギーのしくみや治療のありかたについて考察する。
目次
第1章 わたしはジェーンのアナフィラキシーショック
第2章 なんとか生き延びた子ども時代
第3章 食べて、飲んで、気をつけて
第4章 ピーナッツを恐れる人たち
第5章 大豆王とその国民
第6章 豪華に飾ったゴーダチーズ
第7章 死の接吻
第8章 路上にて
第9章 医者の本心
第10章 子どもを育てるということ
著者等紹介
ビーズリー,サンドラ[ビーズリー,サンドラ] [Beasley,Sandra]
1980年生まれ。詩人、ノンフィクション作家。2007年にデビュー作の詩集『セオリーズ・オヴ・フォーリング』で詩文学新人賞を、2009年に2作めの詩集『アイ・ワズ・ザ・ジュークボックス』でバーナード女性詩人賞を受賞。また、「オックスフォード・アメリカン」、「ワシントン・ポスト・マガジン」、「ニューヨーク・タイムズ」などで定期的にコラムを執筆している。ワシントンDC在住
中村哲也[ナカムラテツヤ]
1989年、帝京大学医学部大学院修了。1991年、板橋中央総合病院院長就任。2006年、関東・東北・北海道に複数の医療法人を有するIMSグループ理事長に就任。2007年、板橋中央総合病院総院長となる。現職として、アジア慢性期医療協会理事長、全国公立病院連盟常務理事、板橋中央看護専門学校、イムス横浜国際看護専門学校の校長などを兼ねる
桐谷知未[キリヤトモミ]
東京都出身。南イリノイ大学ジャーナリズム学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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