男と女を生きた作家―ウィリアム・シャープとフィオナ・マクラウドの作品と生涯

個数:
  • ポイントキャンペーン

男と女を生きた作家―ウィリアム・シャープとフィオナ・マクラウドの作品と生涯

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2016年12月05日 17時42分現在)

    【出荷予定日】(お取り寄せを除く)
    ■午前0時~午前10時30分までのご注文は「当日出荷」
    ■午前10時31分~午後(夜)11時59分までのご注文は「翌日出荷」
    ■医学系書籍のご注文は「翌日~3日後に出荷」

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。

    ●店舗受取サービス(送料無料)をご利用いただけます。
    【カートに入れる】を選択後に全国店舗の中からお受け取り店をご指定下さい。詳細はこちら
  • ●この商品は国内送料無料です。
  • サイズ B6判/ページ数 205,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336054807
  • NDC分類 930.28

内容説明

1855年にスコットランドで生まれたウィリアム・シャープは、本名で男性作家・批評家として活動する一方、女性名であるフィオナ・マクラウドを名乗り、ケルトを題材とした創作や随筆を発表した。二つの性を用い方向性の異なる多彩な作品を生みだし、実生活においても女性名を使用した、特異な作家シャープ=マクラウドの魅力とその試みに迫る。

目次

第1章 自己の二重性に対する意識と変身願望―『明日の子供たち』、『男とその妻』(文壇への挑戦;『明日の子供たち』での社会批判;ユダヤ表象にみられる恣意性;女性の神秘化の萌芽;『男とその妻』と「新しい女」;自己の流動性;慣習社会への回帰)
第2章 第二のペルソナの構築―『楽園』(マクラウドの誕生の背景;近代の言説としてのケルト;第二のペルソナの構築;『楽園』における異界への航海;楽園の創出;「ケルト」世界とマクラウドの類似性)
第3章 女性を他者として見る視線―「ジプシーのキリスト」、『山の恋人たち』(自己の女性性の構築;男性の破滅を招く魅惑的女性;「ジプシーのキリスト」における魅力と脅威を併せ持つ女性;女性の台頭に対する男性の集団的な不安と怒り;男性のアイデンティティを揺るがす女性;『山の恋人たち』における交錯しない男女の眼差し;外側から描写される女性と内側から描き出される男性;他者としての女性)
第4章 統合と分裂の間での揺らぎ―『緑の火』(二重生活の行き詰まり;『緑の火』での二項対立の融解;分身との統合;作品の分裂;分裂する女性;「アマゾンの女王」と「女性の救い主」)

著者紹介

有元志保[アリモトシホ]
1980年岡山県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科共生文明学専攻博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、東洋大学非常勤講師。専攻、十九世紀イギリス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報

男性作家として本名で活動する一方、女性を名乗り、ケルトを題材とした作品を発表した特異な作家シャープ/マクラウドの魅力に迫る。

1855年にスコットランドで生まれたウィリアム・シャープは、本名を用い男性作家・批評家として活動する一方、女性名であるフィオナ・マクラウドを名乗り、ケルトを題材とした創作や随筆を発表した。二つの性を用い方向性の異なる多彩な作品を生みだし、実生活においても女性名を使用した、特異な作家シャープ=マクラウドの魅力とその試みに迫る。

はじめに
第一章 自己の二重性に対する意識と変身願望――『明日の子供たち』、『男とその妻』
 一 文壇への挑戦
 二 『明日の子供たち』での社会批判
 三 ユダヤ表象にみられる恣意性
 四 女性の神秘化の萌芽
 五 『男とその妻』と「新しい女」
 六 自己の流動性
 七 慣習社会への回帰
第二章 第二のペルソナの構築――『楽園』
 一 マクラウドの誕生の背景
 二 近代の言説としてのケルト
 三 第二のペルソナの構築
 四 『楽園』における異界への航海
 五 楽園の創出
 六 「ケルト」世界とマクラウドの類似性
第三章 女性を他者として見る視線――「ジプシーのキリスト」、『山の恋人たち』
 一 自己の女性性の構築
 二 男性の破滅を招く魅惑的女性
 三 「ジプシーのキリスト」における魅力と脅威を併せ持つ女性
 四 女性の台頭に対する男性の集団的な不安と怒り
 五 男性のアイデンティティを揺るがす女性
 六 『山の恋人たち』における交錯しない男女の眼差し
 七 外側から描写される女性と内側から描き出される男性
 八 他者としての女性
第四章 統合と分裂の間での揺らぎ――『緑の火』
 一 二重生活の行き詰まり
 二 『緑の火』での二項対立の融解
 三 分身との統合
 四 作品の分裂
 五 分裂する女性
 六 「アマゾンの女王」と「女性の救い主」
おわりに

あとがき
Bibliography
Selected Bibliography of the Publications
Index

【著者紹介】
1980年岡山県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科共生文明学専攻博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、東洋大学非常勤講師。専攻、19世紀イギリス文学。主な論文に「ウィリアム・シャープによる『フィオナ・マクラウド』のペルソナ構築」(『スコットランドの歴史と文化』、明石書店、2008年)などがある。