定本 上田秋成研究序説

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定本 上田秋成研究序説

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  • サイズ A5判/ページ数 510,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784336054791
  • NDC分類 913.56
  • Cコード C0095

出版社内容情報

昭和43年にごく少部数が刊行されたきり入手困難であった、近世文学の泰斗・高田衛の原点であり代表作である研究書がついに復刊。

昭和43年にごく少部数が刊行されたきり、長らく入手困難であった、近世文学の泰斗・高田衛の原点であり代表作である、上田秋成をめ

序―本書の著者に―(森山重雄)
まえがき
第一編 和訳太郎の世界
 ?T 「わやく」と中国白話小説―『諸道聴耳世間猿』の構造―
 ?U 「人の徳を損じ候書形」について―『諸道聴耳世間猿』序説―
 ?V 玉手箱女房説話の研究―和訳太郎の方法と技術―
第二編 『雨月物語』の構造
 秋成との出会い(一)―怪談は文学たりえるか―
 秋成との出会い(二)―秩序と私憤について―
 ?T 怪談の思想―『雨月物語』の美学―
 ?U 女人愛執の主題―「浅茅が宿」覚書―
 ?V 復讐の主題―私憤の文学的位置について―
 ?W 文体の思想―『雨月物語』文体論序説―
第三編 狂蕩・風流の文学
 ?T 「発憤」から「狂蕩」へ―秋成の精神史―
 ?U 紫蓮覚書―秋成、風流の試論として―
 ?V 日の神論争についての断章―宣長と秋成の思想の体質―
 ?W 『癇癖談』の位相―毒舌の風流について―
 ?X 『歌聖伝』の文献学について
 ?Y 歌人余斎論
 ?Z 俳人無腸論―「月や霰」の句をめぐって―
 ?[ 死者の書についての断章―『胆大小心録』ノート―
 ?\ 『春雨物語』の発想―その歴史意識をめぐっての試論―
あとがき
主要引用文献一覧
〔解説〕高田衛著『上田秋成研究序説』復刊によせて―若く新しい読者のために―(木越治)
『定本 上田秋成研究序説』あとがき
書名・論文名・作品名索引
人名索引

【著者紹介】
1930年生まれ。早稲田大学大学院修士課程、東京都立大学大学院博士課程修了。東京都立大学名誉教授。専攻、日本近世文学。著書に、『女と蛇』(筑摩書房)、『新編 江戸の悪霊祓い師』、『新編 江戸幻想文学誌』、『完本 八犬伝の世界』(以上ちくま学芸文庫)、『お岩と伊右衛門 「四谷怪談」の深層』(洋泉社)、『春雨物語論』(岩波書店)、編・校訂書に、『江戸怪談集』(上・中・下、岩波文庫)などがある。

内容説明

昭和四十三年にごく少部数が刊行されたきり、長らく入手困難であった、「高田秋成学」の原点であり代表作がついに復刊なる。新たに、原書刊行と同時期に発表された『春雨物語』をめぐる論考を付した決定版。

目次

第1編 和訳太郎の世界(「わやく」と中国白話小説―『諸道聴耳世間猿』の構造;「人の徳を損じ候書形」について―『諸道聴耳世間猿』序説;玉手箱女房説話の研究―和訳太郎の方法と技術)
第2編 『雨月物語』の構造(秋成との出会い(1)―怪談は文学たりえるか
秋成との出会い(2)―秩序と私憤について ほか)
第3編 狂蕩・風流の文学(「発憤」から「狂蕩」へ―秋成の精神史;紫蓮覚書―秋成、風流の試論として;日の神論争についての断章―宣長と秋成の思想の体質 ほか)

著者等紹介

高田衛[タカダマモル]
1930年富山県生れ。1953年早稲田大学第二文学部日本文学科卒業。1956年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。1965年東京都立大学大学院博士課程修了。立正学園女子短期大学、東京都立大学、近畿大学の学職を歴任。現在、東京都立大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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