出版社内容情報
英文学者にして日本美術に造詣の深い著者が、漱石の小説と俳諧の創作過程においていかに日本美術の影響が大きいかを丹念に読み解く。
【著者紹介】
1936年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院英文学研究科修了。東洋大学名誉教授。日本文藝家協会会員。著書に『存在の統一――イェイツの思想と詩の研究』(文化書房博文社)、『西田幾多郎 心象の歌』(大東出版社)、『斎藤茂吉と良寛』(新人物往来社)などがある。
目次
第1章 小説(『吾輩は猫である』の禅文学と古美術;『坊っちゃん』と古美術;『草枕』について;『虞美人草』に於ける漱石と古美術;『それから』と古美術;『門』に於ける日本美術)
第2章 俳句(漱石の俳句と日本美術;漱石の俳句―明治二十二年より大正五年まで;漱石俳句と古美術の意味)
著者等紹介
伊藤宏見[イトウヒロミ]
英文学者、歌人。別号に普寂、または海寂。1936年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院英文学研究科修了。東洋大学名誉教授。日本文芸家協会元会員。歌誌「沙羅」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 流砂 〈第18号〉