出版社内容情報
若大将から百恵まで70年代東宝をリードした小谷承靖の娯楽映画作法。緑魔子の語る渡辺祐介。関川秀雄の素顔など貴重な証言が満載。
若大将から山口百恵まで、70年代の東宝をリードした小谷承靖監督の娯楽映画作法。緑魔子の語る渡辺祐介。関川秀雄監督の素顔。独裁者・大蔵貢にニラまれ、劇場作品たった一本で終わった悲運の監督・柴田吉太郎。デジタル化の波に抗し続けてきた評論家・紀田順一郎のコレクター人生。三上真一郎の語る三國連太郎のシブとさ。プロレタリア作家・葉山嘉樹の新発見映画エッセイ。等々、今号も貴重な証言が満載。
映画論叢シリーズは、日本映画マニア必携の本格映画誌。忘れられた映画人の発掘・再評価が中心。海外の大学図書館からも日本映画黄金時代の貴重なアーカイヴとして評価されはじめてい
内容説明
嘘ごとを、まことしやかに小谷承靖の考える娯楽映画。
目次
左翼文士、映画を観る―葉山嘉樹と小林多喜二の対照性
全集未収録随筆発掘 農村と映畫(葉山嘉樹)
緑魔子インタビュー―渡辺祐介監督だけを見て、体当たりでぶつかっていきました
小谷承靖監督インタビュー―海外の現場で学んだことがアイドル映画で役に立ちました
チンピラ役者の万華鏡・第十四回―強かな男・三國連太郎
DUBBINGの繁盛時代 第四話―鈴木清順監督のアドリブ演出を心待ちに
バンと呼ばれて60年―第八話『熱愛者』をめぐって 岡田茉莉子プロデューサー、デビューす
フヰルム温故知新(5)―ウォルト・ディズニーへの感謝状
フィルム蒐集狂時代
新東宝大蔵時代研究・第四回―デビュー作には昔の仲間が一肌脱いでくれました 柴田吉太郎監督インタビュー〔ほか〕