出版社内容情報
西尾幹二の教育論の集大成。日独教育比較、中曽根臨教審批判、中央教育審議会委員として中教審報告から大学改革までを総括する。
西尾幹二の「教育論」のすべてがここにある。日独教育比較、中曽根臨教審批判、中央教育審議会委員としての中教審報告から大学改革までを総括し、日本教育のあり方を学究的に具体的に明らかにした渾身の一冊である。
【著者紹介】
評論家。電気通信大学名誉教授。1935年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業。同大学院文学修士。文学博士。ドイツ文学者。ニーチェ、ショーペンハウアーの研究、翻訳をはじめ、文学、教育、社会、政治、国際問題等幅広く評論活動を行っている。最近では反原発を明確に打ち出し、人類の生命維持から訴えかける論点が注目されている。
目次
1 『日本の教育 ドイツの教育』を書く前に私が教育について考えていたこと
2 日本の教育 ドイツの教育
3 中曽根「臨時教育審議会」批判
4 第十四期中央教育審議会委員として
5 教育と自由―中教審報告から大学改革へ
6 大学改革への悲願
7 文部省の愚挙「放送大学」