内容説明
“あの男がドライマティーニ以外に何かを深く愛したことがあるとは思いません”こうまで腐されたバーティーの今回の運命は?爆笑短篇3作も収録した、シリーズ第11弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びっぐすとん
16
図書館本。もう拷問に近くなってきた。読んでいる間「マンネリって英語で何て言うんだろう?」とそんなことばかり考えていた。ぶっちゃけ、舞台も固定化してきたし、誰と誰が結婚しようが破談になろうがどーでもいい。どいつもこいつも似たり寄ったり。愛すべき穀潰しバーティーは好きだけど、流石に食傷気味。あと2冊。読みきることだけが目標なんて間違ってると自分でも思うけど、ここまで来たら最後まで読まないと気持ち悪い。きっと最後までこの調子なんだろうなあ、はー。同時収録の短編でビンゴが久しぶりに登場。もう本編には出番なしかな。2022/03/05
寧々子
12
ピンクの羽飾りのついた青いアルペン・ハットと黒琥珀の彫像がバーティーにとっては災いのもと♪ アルペン・ハットの存在がジーヴスの言動を裏読みさせるし、彫像はウシ型クリーマー騒動を彷彿させる~ バーディーに降りかかる災難は定番化しちゃってるから大笑いとまではいかないけれど、ハズれることはないから安心して楽しめる♪ 2組のカップルに振り回され、ジーヴスにもてあそばれるバーティーは、可哀想と思いつつ面白い♪ バーティーってやっぱり人が良いというか紳士なんだよね。 バーティーとジーヴスは登場しない短編も楽しかった♪2018/01/06
Hepatica nobilis
9
またまたガッシーとマデラインの不和が持ち上がって、ふたたび例のコンビがバセット家へ。ステッフィーに振り回されて振り回されてバーティはにっちもさっちも行かなくなる。結末は今までに比べて結構あっけない。淡泊だ。マデラインとガッシーがそんな婚約するなんて・・・とは思うが、きっと続きがまだあるのだろう。関連する短編を3篇収録。2015/07/02
藤月はな(灯れ松明の火)
9
ぶっ飛び、スティフィー嬢の行動にまた、唖然としながらもそれすらも対処するジーヴスの手際に拍手!!遂に学校の図書館にバーティー&ジーヴスシリーズが入荷しました!ありがとう、司書さん!これから布教、がんばります!!2010/06/23
ハルト
4
いつもどおり、安心・安定のおもしろさ。読むたびにジーヴスはドSだ…と、にやにやしてしまう。皮肉のスパイスがいたるところにちりばめられているのが、イギリス小説らしくて大好き。円熟した手腕、さすがです。2010/06/25