出版社内容情報
戦後女性の生き方をリードした淳一は、座談の名手であった。若きスターとの対話、文化人との美をめぐる鼎談など、精選された話の泉!
内容説明
戦後の女性の生き方をリードした中原淳一は、対話の名手でもあった―。遺された数多くの座談から、今も古びることのない美しく生きるための工夫、時代を映す若きスターたちとの気取らない会話など、精選してお届けする対談集。
目次
第1章 若き日のスターたちと(雪村いづみ―お帰りなさい、いづみちゃん;浅丘ルリ子―しあわせな明日のために;津川雅彦―雅彦くんと二時間;平尾昌晃―明るくてすがすがしい昌晃くん ほか)
第2章 美しく生きるために(村岡花子―ある少女の手紙をめぐって;水戸光子―きもの対談;北畠八穂―よりよき少女の日のために;大迫倫子・吉村公三郎―映画・女性・恋愛 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シロツメクサ
2
村岡花子さんとの対談があるのです。津川雅彦さんとか、司葉子さんとか。2014/05/24
みろひき
1
嶽本野ばらさんや美輪明宏さんが絶賛する中原淳一さん。この本に取り上げられている人たち(主に女性)は清らかで奥ゆかしい人ばかり。なんと言っても言葉使いが穏やかで上品。美しさとはそれプラス自分の信念がある人なのだろう。2009/05/28
NEWJPB
0
東京・広尾の中原淳一ショップ「それいゆ」さんにて購入しました。中原淳一関係書籍は、一般書店だとどこにあるかわかりづらい場合もある(乙女の港の文庫版とか)ので、足を伸ばせる人は「それいゆ」さんまで行くとたいていのものは揃っています。その中でも、この対談集は、中原淳一の言葉を知る上でも重要だと思います。非常に上品な語り口が印象的ですが、北畠七穂さんとの対談では熱い一面も見せてくれます。誰もが愛されることが出来るし、子供の時に愛されなかった醜い子供こそ逆に大人になってのちに愛されるはず、とする話に涙しました。2013/10/01