内容説明
“あなた”の家に潜み静かな生活を揺さぶる“私”、謎の生き物に出会う姉妹、エイリアンに協力を求められるバツイチの女、空飛ぶスーパーおばあちゃん―浮遊感漂う繊細な文章と奇天烈な発想がもたらす衝撃力あふれる19の物語。唯一無二の奇想作家エムシュウィラー、本邦初の作品集。
著者等紹介
エムシュウィラー,キャロル[エムシュウィラー,キャロル][Emshwiller,Carol]
1921年アメリカ・ミシガン州生まれ。49年にSFイラストレイターのエド・エムシュウィラーと結婚。55年、“This Thing Called Love”でデビュー。以後SF・ファンタジーのジャンル枠に収まらない独自の世界を構築した短篇作家として活動する。短篇集The Start of the End of It All(90年)は世界幻想文学大賞のベスト短篇集に選ばれた。ネビュラ賞短篇部門では02年度「ロージー」、05年度「私はあなたと暮らしているけれど、あなたはそれを知らない」で受賞。88年に初の長篇作Carmen Dog(河出書房新社近刊)を発表後、長篇作品もコンスタントに刊行し、The Mount(02年)ではフィリップ・K・ディック賞を受賞。05年、世界幻想文学大賞の生涯功労賞を受賞。85歳を越える現在も精力的に執筆活動を続けている
畔柳和代[クロヤナギカズヨ]
1967年生まれ。現代アメリカ文学専攻。東京医科歯科大学教養部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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