出版社内容情報
発達凸凹の子の辛い子育てがこれで救われる
保育所・幼稚園・小学校でのルールに合わせて生活することが難しい子どもたちが増えています。発達障害やグレーゾーンと診断を受けるケースも少なくありませんが、もっと広い視野で見て、発達に凸凹がある子どもと捉える動きも出てきました。
診断が下りても、親の子育ての辛さは解消されません。それは、発達凸凹の子どものよりよい育て方が知られていないからではないでしょうか。
著者・森田直樹氏は、不登校カウンセリングで多くの親に親子関係の改善指導をし、実証研究を続けてきました。
そこでもっとも効果が見られたのが、子どもの自己肯定感を高める親からの言葉がけ「コンプリメント」です。親が愛情と承認をもって日々言葉がけに務める(コンプリメントトレーニング)ことで、発達凸凹の子ども自身の悩みや不安が解消され、温かい家族関係を再構築することができます。その結果、不登校や様々な身体症状も解消されていきます。
本書では、著者がこの17年間の不登校カウンセリングから確証したコンプリメントトレーニングによる子育て法をガイドしています。また、それによって不登校や子育ての悩みを解消した7000を超える実例の中から、多くの事例を紹介しています。
育て直しをする覚悟で、本書をお読みいただきコンプリメントトレーニング子育てを辛抱強く続けていけば、発達凸凹の子どもをもつ親御さんの悩みは解消され、子どもは順等に成長していくでしょう。
【本書の内容】
第1章 凸凹の子どもの心のコップを自信の水で満たす
第2章 凸凹の子どもの発達に必要なスキルを身に付ける
第3章 コンプリメントトレーニングで育っている子どもたち
第4章 コンプリメントトレーニングを広めていくために
【編集担当からのおすすめ情報】
前著『コンプリメントで不登校は治り、子育ての悩みは解決する』(2015年刊)から7年。その間にも著者森田直樹先生は実証研究を重ね、子どもの発達に関わる様々な悩みに向き合い、よりコンプリメントトレーニングを確かなものへと深化させてきました。
担当編集自身、多くの親御さんの「ゆっくりとですが不登校から立ち直りました!」「一進一退ありますが、確実に前進していることを実感しています」などのお話しを聴き、この声が全国の悩みを抱えていらっしゃる保護者の方に届くといいなと思っています。
内容説明
発達凸凹の子どもを持ち、嵐の中のような子育てをしている親御さんは、希望の灯を見付けたいと医療等の診療を受けるでしょう。診断名は付きます。しかし、それで凸凹の状態が解決することはありません。発達凸凹の子育てのしかたは分からないからです。子育てに悩んでいる方に「コンプリメントを使った子育てがありますよ」とお知らせしたいのです。“愛情と承認の言葉がけで子どもの心のコップを自信の水で満たす”子育てが、希望の灯となるかもしれません。
目次
第1章 凸凹の子どもの心のコップを自信の水で満たす(何かしらの身体症状が表れると発達障害に結び付ける;発達障害も発達の凸凹の身体症状の一つ ほか)
第2章 凸凹の子どもの発達に必要なスキルを身に付ける(「パニックを起こさないスキル」を身に付ける;刺激に「対処するスキル」が分からないからパニックになる ほか)
第3章 コンプリメントトレーニングで育っている子どもたち(幼い頃の様子と子どもの変化;寺子屋教室で出会った子どもたち、すでに十数年がたちました ほか)
第4章 コンプリメントトレーニングを広めていくために(コンプリメントトレーニングの課題Plan‐do‐see;コンプリメントトレーニングセンターとサポート校 ほか)
著者等紹介
森田直樹[モリタナオキ]
1952年生まれ。香川県公立小学校から瀬戸内短期大学准教授を経て、香川大学教育学部附属坂出学園スクールカウンセラー、香川県公立小・中学校スクールカウンセラー、四国管区四国少年院篤志面接委員。鳴門教育大学大学院学校教育修了・香川大学大学院学校臨床心理修了・教育学修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。