Contemporary writers<br> 選ばれた女〈2〉

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Contemporary writers
選ばれた女〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 493p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336047694
  • NDC分類 953
  • Cコード C0397

内容説明

ベルリンに出向いたソラルは、ユダヤ人排斥運動に巻き込まれ、地下生活を続ける裕福な古美術商の娘に救われる。ヨーロッパのユダヤ人救済に向けて活動を始める彼だが、計画は失敗に終わり、国際連盟からも追放の憂き目にあう。その事実を隠したまま彼はアリアーヌの元に帰り着き、やがて二人は愛の逃避行へと旅立つ…。アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞の恋愛大河小説。

著者等紹介

コーエン,アルベール[コーエン,アルベール][Cohen,Albert]
1895年、コルフ島に生まれる。5歳で両親と共にマルセイユに移住。リセ・ティエールで同級となり、強い友情の絆で結ばれるマルセル・パニョルは、生涯の最良の友。ジュネーヴ大学法学部で学ぶ。1919年、スイス国籍取得。詩人アンドレ・スピール、ハイム・ヴァイツマンとの出会いがシオニスト・コーエンを産む。24年、ヴァイツマンの要望にこたえ、パリで、アインシュタイン、フロイト等が編集委員に連なる雑誌「ラ・ルヴュー・ジュイヴ」の編集に携わり、25年1月第一号を発行、シオニズムの大義の鼓吹者となる。小説『ソラル』(30)、『マンジュクルー(釘食い男)』(38)で名声を博する。39年、ユダヤ機関の政治局顧問となり、パリで政治に外交に手腕を発揮するが、大戦勃発と共にロンドンに逃れ、ユダヤ機関の代表として各国の亡命政府とナチスから逃れてきたユダヤ人との協力関係樹立に重要な役割を果たす。この時期精力的な執筆活動も行い、レイモン・アロンが編集長を務める月刊誌「自由フランス」に「イギリス」「人間の闘い」「死の歌」「私が10歳になった日」などを発表。44年9月、ユダヤ機関を辞し、難民のための政府間委員会の法律顧問となり、ユダヤ人の救済にあたる。国連を49年に、国際労働事務局を51年に最終的に辞し、作家生活に戻ると、38年に出版が予定されていた『選ばれた女』の再生に着手し、1968年に出版。この作品で、アカデミー・フランセーズ小説大賞を受賞。1981年没

紋田廣子[モンダヒロコ]
1939年、静岡県生まれ。法政大学文学部日本文学科卒業。SBS静岡放送勤務後、パリ留学。2000年7月まで吉井画廊に勤務し、展覧会実施、翻訳、通訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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星落秋風五丈原

31
ホロコーストの暗雲忍び寄るヨーロッパで、死の予感を秘めながら繰り広げられる反時代的な恋愛劇。人間の愛と欲を赤裸々に描いたその物語を縦糸に、アリアーヌの夫アドリアン・ドゥームが国際連盟で過ごす怠惰な一日、アドリアンの養母アントワネットのスノビスム、ドゥーム家の人々がソラルを招待するディナーの準備、国際連盟情報部長が開くカクテル・パーティー、女中マリエットのモノローグ、ソラルの故郷からきた5人の親類の狂騒など、魅力的なエピソードが織り込まれ、二人の恋は運命の深みへとはまっていく…。2006/11/20

rinakko

2
こんなにも愚かで哀しい愛の話を、読んだことがない。グロテスクな愛。狂気。恋の喜びに至上の高みを翔けた純白な羽はいつしか焼け焦げ、鼻がもげそうな臭気を放ちながら狂気の渦へと堕ちてゆく彼らの姿は、醜さあり余ってぞくり――身の毛がよだつ美しさだった。胸に突き刺さる作者の告発と嘲弄、憐れみつつ突き放すその厭世感と絶望がひりひりと苛む。あの熱狂の光と影を悼み、本を閉じてしばし身動きが取れなかった。2010/06/19

まっきaka谷林

0
悲劇だとは思うが、結局は見栄と欺瞞が生み出したブラックユーモアとして笑ってやりたい。2010/10/02

yami

0
2010/08/30

りつこ

0
いやぁ…おばけみたいな本。ミュージカルのような大仰なセリフ回し、改行なしで10ページぐらい軽く続く独り言、強烈すぎる登場人物たち、人間の醜悪さや愛のグロテスクさをこれでもかと描きながら、しかし誰もが身につまされずにはいられないような真実もちらり。いやもうとにかくおなかいっぱい。2010/07/04

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