歪んだ波紋

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  • サイズ B6判/ページ数 275p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065123515
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

記者は取材中に一度は未知の扉を開けるものだ。『罪の声』の“社会派”塩田武士が挑むリアルフィクション。誤報の後に、真実がある。騙されるな。真実を、疑え。

悪意が、「情報」という仮面をかぶっている。必要なのは、一人一人のジャーナリズムだ。18万部のベストセラー『罪の声』から2年。”社会派作家”塩田武士が描ききった、この世界を生き抜くためのリアルフィクション。

「誤報」にまつわる5つの物語。
「黒い依頼」 ――誤報と虚報
「共犯者」  ――誤報と時効
「ゼロの影」 ――誤報と沈黙
「Dの微笑」 ――誤報と娯楽
「歪んだ波紋」――誤報と権力
新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア――昭和が終わり、平成も終わる。気づけば私たちは、リアルもフェイクも混じった膨大な情報(ジャンク)に囲まれていた。その混沌につけ込み、真実を歪ませて「革命」を企む”わるいやつら”が、この国で蠢いている。松本清張は「戦争」を背負って昭和を描いた。塩田武士は「情報」を背負い、平成と未来を描く。
全日本人必読。背筋も凍る世界が見えてくる。


黒い依頼
共犯者
ゼロの影
Dの微笑
歪んだ波紋


塩田 武士[シオタ タケシ]
著・文・その他

内容説明

「誤報」にまつわる5つの物語。新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア―昭和が終わり、平成も終わる。気づけば私たちは、リアルもフェイクも混じった膨大な情報に囲まれていた。その混沌につけ込み、真実を歪ませて「革命」を企む“わるいやつら”が、この国で蠢いている。松本清張は「戦争」を背負って昭和を描いた。塩田武士は「情報」を背負い、平成と未来を描く。全日本人必読。背筋も凍る世界が見えてくる。

著者等紹介

塩田武士[シオタタケシ]
1979年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒。新聞社在職中の2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞し、デビュー。2016年『罪の声』で、第7回山田風太郎賞受賞、同書は「週刊文春ミステリーベスト10」2016年国内部門で第1位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

464
塩田 武士、3作目です。メディアと誤報とフェイクニュースを巡る連作短編集、バブルやグリコ森永事件の亡霊も絡み興味深い内容です。フェイクニュースはまだ簡単ですが、きちんと裏を取って真実を伝えることがいかに難しいか。特にネットの世界は、魑魅魍魎が飛び交っています。2018/09/02

ウッディ

326
引退した新聞記者は、自殺した同僚の遺品を整理する中で、昔の記事が誤報で、それにより人生を狂わされた一人の女性がいたことを知る。そしてそのきっかけが自分であったことも・。メディアの形態が変わり、ネットへの依存度が高くなり、フェイクニュースが横行する今、情報の正確性と発信する人の責任と倫理に切り込んだ短編集。インパクトのあるニュースがあると、その真偽を確かめもせず、一斉に世論が加害者をたたく世の中は怖ろしい。小説としての面白さはイマイチでしたが、元新聞記者として矜持が書かせた一冊なんだろうなと思いました。 2019/02/04

旅するランナー

319
虚報・誤報・捏造。普通の人の人生を変えてしまう、取り返しのつかない報道。サスペンスフルな展開の先に、都市伝説的なオチが待っている。そして、この小説は日本のジャーナリズムに対する警報にもなっている。真っ赤な嘘による赤っ恥。小説中のセリフにもある通り、ニュースなんて話半分で頭に入れておくぐらいがちょうどいいのかもしれない。2022/01/21

ケンイチミズバ

311
犯罪報道が情報の裏付けをとらないまま他社より先んじて報じる特ダネ狙いが横行する。それは視聴率や発行部数アップという売り上げにも繋がるので社命でもあるのだろう。しかし後から誤報を詫びたり訂正してもそれによって人生を狂わされた、傷つけられた人がいる事実は消えない。報道機関は反省しない組織なのか、軽率さが罪深いと私は思います。ネットはといえばアフィリエイト広告のための記事ばかり、私たちはお金を払って広告を見せられるためにスマホを配給されているようなもの。真のジャーナリズムは滅亡しかかっているのではないだろうか。2018/08/23

ヲム

276
やはり自分の目で見たもののみが真実と言えるんだろうなと思わされました。 自分はほとんどネットニュースでしかニュースを見ないので、この作品を読んでゾッとしました。 2018/11/16

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