出版社内容情報
コンピュータの誕生、IT産業の劇的転換、インターネット革命…。世界を席捲した歴史的展開の全容を現場での経験と深い分析から考察
コンピュータの誕生、IT産業の劇的転換、インターネット革命……。
世界を席捲した情報革命の全容を現場での経験と深い分析から考察。
分権型社会は実現するのか、一望監視社会が到来するのか、日本企業は優位性を取り戻せるのか。
現代の情報ネットワーク●その歴史的位置
◆コンピュータの誕生からコンピュータ化の本格展開〈1940年代~70年代〉
1 コンピュータ化の本格展開
2 コンピュータ第1 世代の形成
◆第1のパラダイムシフト●パソコンの登場〈1980年代~90年代前半〉
1 第1のパラダイムシフトは何をもたらしたか
2 新たなシステム展開
◆パソコン世代の台頭とIT 産業の劇的転換
1 コンピュータ第2 世代=パソコン世代の特性
2 IT 産業の劇的な構造転換
◆巨大集中型情報ネットワークシステムの限界と挫折
1 1970 年代後半における世界のコンピュータ化状況
2 ソ連による全国的自動化システム構築の試み●世界最大の
巨大情報ネットワークシステム構築の限界と挫折
◆20世紀後半の情報革命とは何だったのか
1 新たな産業革命である
2 “管理社会から分権社会へ”誘導する役割を担う
3 “地層を重ねる”ように進行する
4 パソコン世代先駆者が技術・経済・社会システムを変革する
5 集権型の技術・経済・社会システムは主体を委縮させ、イノベー ション能力を奪う
6 コンピュータ化は先進諸国に限られて進展
7 日本優位での情報システム化の進展
◆第2のパラダイムシフト=インターネット革命
1 インターネット革命の急進展
2 インターネットがもたらす新たな展開
◆知識資本主義経済システムの成立
1 IT 産業は経済システムでいかなる役割を担っているのか
2 インターネット革命で先行するアメリカ経済の新たな発展
3 「情報」「知識」の定義と経済システムにおける役割
4 知識資本主義経済システムの成立
5 知識資本主義経済システムは安定的か
◆情報ネットワーク社会の新たな展開
1 ネットワークの定義とネットワーク社会の史的推移
2 ネットワーク社会の基本特性と“光と影”
3 ネットワーク社会● 新しい論点の考察
4 ネットワーク世代の有無と政治システムの変容
5 インターネット革命は中国の社会システムを変革しうるのか
6 経済システムへの反作用と政策論的発想の必要性
◆インターネット革命が世界を変える● 新たなグローバル展開の構造
1 新興諸国におけるIT・情報ネットワーク革命の驚異的進展
2 新興諸国のIT・情報ネットワーク革命の共通性と独自性
3 2000 年代における情報ネットワーク革命の世界的広がり
4 2000 年代における先進諸国のIT・情報ネットワーク革命
5 グローバルな論点
◆第4次情報革命の現在と未来●情報ネットワーク社会の歴史的位置
1 現在の情報ネットワーク社会は20 世紀後半の情報革命の
基本特性をどう変えてきたか
2 日本企業の競争力復活に必要な4つのポイント
3 分権型社会の構築
参考文献
あとがき
終章 第4次情報革命の現在、そして未来―現時点の情報ネットワーク社会の歴史的位置―
【著者紹介】
蒲生 猛
1952年 東京都生まれ。
1975年 早稲田大学理工学部卒業。大手IT企業入社。
以後、営業・企画・マーケティング部門に勤務する。並行して、経済分析研究会のメンバーとなり、情報経済論・情報化社会論を担当し、研究を継続してきた。
共 著=『産業空洞化はどこまで進むか』(日本評論社、2003年)。
主論文=「80年代情報革命の社会的意味」『経済評論』1982年3月号、「情報化の進展とコンピュータ産業」『産業年報1997年版』、「情報革命がもたらす新しい社会」『現代の理論』2011年秋号など。
内容説明
情報ネットワークの歴史がグローバルに網羅されたビジネスパーソン&学生必読の書!
目次
序章 現代の情報ネットワーク―その歴史的位置
第1章 コンピュータの誕生からコンピュータ化の本格展開(1940年代~70年代)
第2章 第1のパラダイムシフト―パソコンの登場(1980年代~90年代前半)
第3章 パソコン世代の台頭とIT産業の劇的転換
第4章 巨大集中型情報ネットワークシステムの限界と挫折
第5章 20世紀後半の情報革命とは何だったのか
第6章 第2のパラダイムシフト=インターネット革命
第7章 知識資本主義経済システムの成立
第8章 情報ネットワーク社会の新たな展開
第9章 インターネット革命が世界を変える―新たなグローバル展開の構造
終章 第4次情報革命の現在と未来―情報ネットワーク社会の歴史的位置
著者等紹介
蒲生猛[ガモウタケシ]
1952年東京都生まれ。1975年早稲田大学理工学部卒業。大手IT企業入社。以後、営業・企画・マーケティング部門に勤務する。並行して、経済分析研究会のメンバーとなり、情報経済論・情報化社会論を担当し、研究を継続してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。