未来の文学<br> 限りなき夏

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限りなき夏

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  • サイズ B6判/ページ数 403p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336047403
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

内容説明

ふたりの若い恋人たちが囚われの身になった夏の日は、長く伸ばされた一瞬となった―過去と未来を彷徨する人間たちの愛と焦燥をロマンティックかつ技巧的に綴る2篇のマスターピース「限りなき夏」「青ざめた逍遥」、狂騒にみちた終末のビジョンを描くデビュー作「逃走」、混乱するアイデンティティをめぐる初期の代表作「リアルタイム・ワールド」、そして数千年にわたって戦争状態がつづく世界“夢幻群島(ドリーム・アーキペラゴ)”を舞台にした美とエロスと眩惑と恐怖にみちた物語4篇(「赤道の時」「火葬」「奇跡の石塚」「ディスチャージ」)。“物語の魔術師”プリーストの洗練された流麗な語りが堪能できる全8篇+書き下ろし序文を収録。

著者等紹介

プリースト,クリストファー[プリースト,クリストファー][Priest,Christopher]
1943年、英国イングランドのチェシャー州生まれ。16歳でマンチェスター市の公立学校を卒業後、会計事務所に勤めるかたわら、66年に短篇「逃走」でデビュー。70年に第一長篇『伝授者』を発表。74年の第三長篇『逆転世界』では英国SF協会賞を受賞、ヒューゴー賞の最終候補にものぼり、以後イギリスSFの旗手として活躍。83年には“文壇の若手最優秀英国作家”20名の一人に選ばれ、主流文学一般にも広く認知されるようになる。95年『奇術師』で世界幻想文学大賞(06年にはハリウッドで映画化)、02年『双生児』では英国SF協会賞とアーサー・C・クラーク賞を受賞し、名実ともに現代のイギリスSFを代表する作家である

古沢嘉通[フルサワヨシミチ]
1958年生まれ、1982年大阪外国語大学デンマーク語科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

65
「青ざめた逍遥」はパンクスチームSF要素もあります。でも未来の自分による刷り込みとは言え、未来の人物であるエスティルのストーカーとなる主人公に引いてしまいます。最後は恋を成就させたけど、その場合、パラドックスはどうなるんだろう・・・。「逃走」は短いながらも人間の抑えきれない無軌道の結末を描いた終末を描写しているのが恐ろしかったです。夢幻諸島ものは既読。改めて読むと複数プレイやレズビアン・ポルノなどの赤裸々であっけらかんとした描写に赤面。でもスライムはGとなめくじの融合体を想像してしまって気持ち悪かったです2015/12/08

紅はこべ

47
『奇術師』や『双生児』とは印象が違う短編集。夢幻諸島ものはエロティック。プリーストの新たな面を発見。表題作と「青ざめた逍遥」はロマンティック。夢幻諸島ものは設定を理解するのがちょっと難しかった。2015/10/16

かわうそ

25
前半の時間SFもさることながら、夢幻諸島ものが特に素晴らしい。舞台設定以外はほとんどSFじゃないですけど。中でも「奇跡の石塚」はアレ系のネタが好きな私にとってははずせない傑作。「火葬」の厭すぎる結末も捨て難い。2014/02/21

アプネア

21
プリーストのベスト短編集。夢幻群島シリーズの連作4編は、カオスとエロスが混淆し、ホラー要素でうまくまとめた仕上がりになっている…。「火葬」:見知らぬ共同体に入った時のアウェイ感が半端ない。序文でわが身に起こった胸の悪くなるような出来事に基づくとあるが、一体どんなトラウマ何なの(笑)。勝俣州和のバナナの話を思い出したのは、私だけなんでしょうか。「奇跡の石塚」:据え膳食わぬは男の恥と言いますが、このシリーズの男どもは行為前なのになんで賢者タイム入ってるのって思いきや、こう来ましたか~。ちょっと面食らったわ。2019/12/13

波璃子

20
別の短編集で読んだ「限りなき夏」がすごく良かったので手に取った。「夢幻諸島より」を読む前に読んだのでこっちも読んでみたくなった。「火葬」は最後の気持ち悪さといったらない。読んだあとに食卓に出されたフルーツがキウイで更に辛い。でも私の好きな雰囲気の作品だった。好きです。2016/03/16

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