内容説明
半世紀を経ていま甦る、日本近代小説における無二の成果。『死者の書』雑誌初出を完全収録。『死者の書・初稿』、『死者の書・続篇』、『口ぶえ』、さらに大嘗祭をめぐる諸論考を収め、編者による画期的評論を付す。
目次
死者の書・初稿
死者の書・続篇
口ぶえ
大嘗祭をめぐる『国学院雑誌』掲載論文(貴種誕生と産湯の信仰と;巻頭言(民族精神の主題)
高御座
大嘗祭の風俗歌
大嘗祭の本義ならびに風俗歌と真床襲衾)
著者等紹介
安藤礼二[アンドウレイジ]
1967年東京生まれ。文芸評論家。早稲田大学第一文学部卒業(考古学専修)。「神々の闘争―折口信夫論」で第45回群像新人文学賞評論部門優秀作受賞(『群像』2002年6月号)
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