Contemporary writers<br> 月光浴―ハイチ短篇集

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月光浴―ハイチ短篇集

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  • サイズ B6判/ページ数 364p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336045577
  • NDC分類 953
  • Cコード C0397

内容説明

“かわいそうなティモニーに疲れたら、陽気な歌に移っていく。そして、夜の続きのために私たちは乾杯する。壊れたグラスも壊れてないグラスも一緒に。過ぎ去ったつらい日々と行方のしれないこれからの日々のために”ハイチを逃れたどり着いたマンハッタン。苛烈な過去と未来への不安を抱えながらも、前を向いて生きていこうとする3人の女学生のいまを生き生きと描いたエドウィージ・ダンティカの「葬送歌手」。“彼女は彼を殺すだろう。それは彼女の名がアンナだというのと同じくらいに間違いのないことだ。彼を殺して、彼女自身の人生がようやく始まる”結婚以来、暴君として君臨してきた、いまや寝たきりの夫の殺害を決意したアンナ。やがて訪れる決行の朝にアンナを待ち受けているもの、果たしてそれは―ケトリ・マルスの「アンナと海…」。古くからの因習がひきおこす惨劇を静謐な筆致で綴った表題作をはじめ、カリブ海に浮かぶ小国ハイチに生まれた代表的現役作家9人による、透明なイメージに満たされた粒揃いの短篇集。

著者等紹介

フランケチエンヌ[フランケチエンヌ][Frank´etienne]
1936年、サンマルクに生まれる。二十二歳のときにポルトープランスに中学校をみずからの手で開設。1964年、ルネ・フィロクテットやジャン=クロード・フィニョレと共に、「螺旋主義」運動を起こし、ジャック・ルーマンやジャック=ステファン・アレクシスらの伝統から一歩も外に出ようとしないハイチ文学の変革を目指す

立花英裕[タチバナヒデヒロ]
1949年、宮城県生まれ。早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学教授

星埜守之[ホシノモリユキ]
1958年、アメリカ合衆国ペンシルヴァニア州生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、白百合女子大学教授

沢田直[サワダナオ]
1959年、東京都生まれ。パリ第一大学大学院修了(哲学博士)。現在、白百合女子大学教授

管啓次郎[スガケイジロウ]
1958年生まれ。ハワイ大学大学院中退。現在、明治大学助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

33
ハイチのことはあまり詳しくありません。呪術的な、今まで体験したことのない世界観に戸惑いながら読み進めました。政情が不安定な、普通に生きることがあまり普通でない国の国民の生きざまにリンクすることができず、巻末の解説で息継ぎした感じです。本当に翻訳してもらったような…。もっともっと、ハイチのことを知ってから読んだ方が良かったのかもしれませんが、「アンナと海」にはそんな違和感も吹き飛ばす力がありました。2025/01/15

スミス市松

16
ハイチ出身の作家たちによるアンソロジー。「月光浴」という甘美で幻想的なタイトルとは裏腹に、失敗国家の中で生き方を歪められてしまった貧しい人々の物語が多かったように思う。またいくつかの短編では特に顕著に、言葉があちこちに散らばって弾けていく“スキゾフレニア”的な文体が使われており、現実の苦しみを文章的な意匠へと転化させる傾向は同じカリブ海を出自とする作家、G・カブレラ=インファンテの『平和のときも戦いのときも』を髣髴とさせるものがあった。(続)2013/09/03

夏みかん

2
この本に関しては、最後の解説から読めば良かった。もちろん、何も知らずに読む楽しみというのもあるけど、ちょっと読み難い作品も多かったので。美しい表紙とは裏腹に悲しい話が多かったのも、解説を読んで納得。2022/11/02

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