角川ソフィア文庫<br> 欧米人の見た開国期日本―異文化としての庶民生活

個数:
電子版価格
¥1,056
  • 電子版あり

角川ソフィア文庫
欧米人の見た開国期日本―異文化としての庶民生活

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月29日 21時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044005344
  • NDC分類 382.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報

ケンぺル、イザベラ・バード、モース、シーボルトほか、幕末・明治期に訪日した欧米人たちは豊富な記録を遺している。「日本には音楽が無い」「男女混浴は破廉恥」「刺身はうまい」「日本の枕はまるで拷問」――。彼・彼女らが好奇・蔑視・賛美などの視点で綴った滞在記や研究誌を広く集め、庶民たちの当時の暮らしを活写。著名な日本滞在記の読みどころも一冊でつかめる、人類学の巨人が「異文化理解」の本質に迫った比較文明論。

内容説明

ケンペル、イザベラ・バード、モース、シーボルトほか、幕末・明治期に訪日した欧米人たちは豊富な記録を遺している。彼・彼女らが好奇・蔑視・賛美などの視点で綴った滞在記や研究誌を広く集め、庶民たちの当時の暮らしを活写。著名な日本滞在記の読みどころも一冊で掴める、人類学の巨人が「異文化理解」の本質に迫った比較文明論。

目次

第1章 日本人の容姿
第2章 花の命は短かくて
第3章 破廉恥な日本人
第4章 男尊女卑うらおもて
第5章 庶民の服装
第6章 庶民の飲食
第7章 簡素な庶民の住居
第8章 矛盾だらけの日本人
第9章 印象あれこれ

著者等紹介

石川榮吉[イシカワエイキチ]
1925年、東京都生まれ。日本の人類学者。専攻は社会人類学・オセアニア民族学。東京都立大学名誉教授。京都大学文学部史学科卒業。文学博士。神戸大学助教授、立教大学教授を経て、72年より東京都立大学教授。その後、中京大学教授。インドネシアと南太平洋でフィールドワークを行い、研究活動を展開した。84年に『南太平洋物語―キャプテン・クックは何を見たか』で第38回毎日出版文化賞受賞。日本民族学会(現日本文化人類学会)会長を務めた。2005年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HMax

34
花の命は短くて苦しきことのみ多かりき。社会人類学者が「逝きし世の面影」を書くとこうなるという本。欧米人から見た当時の日本の情景を懐かしむのではなく、異文化を理解することが、いかに困難なことであるのかを説く。異文化を評価せず、自己の価値観を強要せず、異文化を異文化として容認する寛容さが肝要。日本の混浴は滅んだが、中国の夏の風物詩、お腹を出して歩くオッサン、これからも異人の目を気にせず残してほしい。2019/12/06

hal

10
開国期に日本に来た西洋人が書いた書物を纏めたもの。現代の日本人の感覚はすでに西洋人に近くなったいるかも。風呂が混浴だったことは知っていたが、男女とも、近くの人は裸のまま家に帰るとか、裸でいることは恥ずかしいことではなかったとか、結構なカルチャーショックである。「野蛮」とは何か、「文明」とは何か。今我々が未開人と思ってる人たちも、我々に理解できないだけで、独自の文化があるのかもと思ってしまう。この時期でも、刺し身と絵画と庭園は評判が良かったらしい。2019/12/05

yuuuming

3
今の私たちからすると?!な習慣もある。外国人からみた当時の日本…自分達が異文化に触れた時に同じことを感じてそう。同じとまではいかないけど受け入れがたい…みたいな。入り込むなら同じように振る舞った方がよいとは分かっていながら、手づかみでご飯を食べるのは私はどうしてもできないし。2022/01/16

つまみ食い

3
「日本」という他者に出会った欧米人が、それぞれ異なる観察や見解を日本に加えていて興味深い。2021/12/08

Sanchai

2
最初の3章は読んでいて本書及びその一次資料となった欧米人の日本人観への嫌悪感ばかりが募り、なかなか読み進められなかったが、後に行くほど客観的に日本人と日本社会を捉えている見方が出てきて、ひょっとしたらそういう意図で構成されていたのかなとも感じた。善良な庶民と違い、政治家や役人がやっていることは、幕末も今もあまり変わらないなぁと、『半沢直樹』最終回手前に来ている今、本書を読んでそう思う。2020/09/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14262886
  • ご注意事項

最近チェックした商品