世界探偵小説全集<br> 白鳥の歌

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世界探偵小説全集
白鳥の歌

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336041593
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

内容説明

オックスフォードで催されるワーグナー歌劇の稽古中、歌手としては一流ながら人間的には最低の男ショートハウスが様々なトラブルを引き起こしていた。そして初日も間近に迫ったある夜、歌劇場の楽屋でショートハウスの首吊り死体が発見される。死亡時刻には現場は密室状況にあり、作曲家で奇行で知られる被害者の兄、恋敵の歌手、理不尽な扱いを受けていた新人指揮者など、殺人の動機を持った容疑者には事欠かなかった。友人の求めに応じて事件の解明に乗りだしたオックスフォード大学の名物教授ジャーヴァス・フェンだが、歌劇場の周辺ではその後も怪事件が相次いだ…。本格黄金時代の後継者クリスピンが、J・D・カーばりの不可能犯罪に挑んだ円熟期の傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっぴー

24
オペラ!良いですねぇ~被害者は周りの恨みを買うプロで、殺人の動機を持つ人がわんさか。フェンの強烈なオレイズムと素晴らしいユーモアは今回も健在。おんぼろの愛車を乗り回すフェンが可愛すぎでした。今回は虫が活躍しないのが残念でしたが…。一つの事件をきっかけに連鎖して起こる謎の襲撃、増える死人。読み手を飽きさせませんし、複雑な人間関係も見所の一つでしょう。トリックについては、多分好みの問題で好き嫌い分かれると思います。それにしてもクリスピンは読後が爽やかで良いですねぇ…2015/10/18

藤月はな(灯れ松明の火)

23
トリックとなぜ、死んでしまったのかということには「そんなことで死ぬのは理不尽すぎる!」と思った某刑事ドラマでの話を思い出しました。しかし、最初に殺された被害者がなまじ、才能があるだけに性格がどうしようもない屑だったのでフェンの計らいである程度、大団円です。また、劇場での捕物のトンキワぶりに腰が砕けそうになりました。いや~、この作者のユーモアは好きだな^^2013/08/21

のざきち

9
さすがはクリスピン、安定の面白さ。三組の男女の恋愛模様を紡ぎながら、小気味良いトリックを用意してくれています。勿論伏線の張り具合も良好。名探偵でありながら何処か飄々と謎に挑むフェンも印象的で、カーのフェル博士やH・Mばりのドタバタも作品にユーモアを添えています。ただ、解説を読んでも解けない謎が一つ…「白鳥の歌」って題名の意味は⁉︎2020/02/02

5
あんまり文句ないなあ。大団円というのはやはり良いものです。2013/06/02

madhatter

5
“Who”“How” が軸の作品だが、どちらもひねりが効いており、一筋縄では行かない作品(また、このひねり故に後味も良い)。第一の殺人の○○トリックは、理解に時間が掛かったが、結構面白いのではないか。第二の殺人は、意外な殺人方法といい、それを導く伏線といい、秀逸。加えて、二つの殺人が絡み合うプロットも非常によくできており、そこに品の良いユーモアが盛り込まれて、文句なく楽しめる作品であろう。個人的にはリリイ・クリスティンとウイルクスの相変わらずのトばしっぷり(前者は文字通り、後者は比喩的に)が嬉しかった。2012/05/24

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