内容説明
精神医学の本質にアプローチ!心とは、脳とは何か。今日に至る精神医学の歩みから、症状のとらえ方、病気の分類、診断のプロセス、治療の選択まで簡潔かつ明快に解説。専修医、大学院、公認心理師、臨床心理士などを目指す読者をも深い思索に導き人生の教養を育む画期的な入門書。最新の知見を織り込み補正改訂。
目次
1 序章(精神医学とは;脳のしくみ ほか)
2 いろいろな症状(症状と症候群;意識の症状 ほか)
3 いろいろな病気(病気の分類;器質性・症候性精神障害 ほか)
4 診察と検査(面接;体の検査 ほか)
5 治療(通院治療と入院治療;薬のはなし ほか)
著者等紹介
濱田秀伯[ハマダヒデミチ]
東京都出身。1972年慶応義塾大学医学部卒業。医学博士。79~83年フランス政府給費留学生としてパリ大学付属サンタンヌ病院へ留学。帰国後、慶応義塾大学医学部精神神経科学教室専任講師、准教授、客員教授、群馬病院長を歴任。現在は六番町メンタルクリニック精神療法センター長。日本精神医学史学会理事長。専門は臨床精神医学、精神病理学、フランスの妄想研究。キリスト教人間学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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精神医学:病理法をで人間の精神現象とその病態をとりあつかう 病理法:病的現象を介し正常とは何かを推しはかる パーソナリティの構造 霊・魂・体の人間学的三元論 近代精神医学のはじまり→古典精神医学の形成→力動精神医学の登場→)精神病理学→局在論と機械論→全体論と人間学→力動精神医学の発展と反精神医学→再医学化の流れ 主症状・副症状 人格:知・情・意の各側面を総合した個人の心理的特徴の全体 異常体験反応・心因反応・適応障害・ストレス障害 思考制止・観念奔逸 原因別の分類:体因性・心因性・内因性 巻末年表! 2020/10/05