内容説明
長年にわたって青年期精神医学をリードしてきた著者の、理論と臨床両面からのアプローチを集大成する論集。摂食障害に関する先駆的な研究や青年期治療をめぐる多角的な考察、さらに分裂病や様々な神経症の精神療法論など、現代が精神科臨床の場に投げかける課題と格闘し続けてきた軌跡を収める。
目次
1 摂食障害(神経性食思不振症―病態分類の試み;神経性食思不振症患者の示す精神症状;神経性過食症の病態心理 ほか)
2 青年期(青年期治療の諸困難;青年期治療の実際―外来治療を中心に;青春期障害と罪悪感 ほか)
3 精神療法(不安神経症;対人恐怖症の治療に関する考察―精神分析的な精神療法の立場から;強迫性人格障害の心理療法 ほか)