感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
61
ぼくは事故に遭い、1日中ベットのうえ。ぼくはじーっと外を眺める。「ねえ、誰か上をみて」ぼくに気づいて。上から見た人は黒い頭が並んでる。男の子がぼくに気づいた。たんたんと語られる絵本2024/10/06
ふう
16
地上の人はアリ🐜みたい。でも声をかけて、気づいてくれた人がいて、よく見えるように大の字になって、周りの人も巻き込んで。シンプルだけどいろんな想像が働く。2025/04/05
anne@灯れ松明の火
16
新着棚で。実は、表紙にあまり惹かれなかったので、その日はスルー。すると、新聞に紹介されていて、翌日借りてきた。米・中・仏・台・ベルギーの世界五カ国で翻訳された韓国の絵本だそうだ。事故で車椅子の生活になった「スジ」。家のベランダから下を見ても、黒い頭しか見えない。タイトルの「うえをみて!」はスジの悲しい叫びだった。でも、ある男の子が気づいてから、話は動く。「うえをみて!」が男の子の温かく明るい言葉に変わった時、スジにも変化が……! モノクロの世界に色が入るラストは素晴らしい。訳は斎藤真理子さん。3:132024/11/25
チェアー
6
気づかなかったことに気づき、自分も相手も互いに見る。ここにいることを知る。そこからしか関係は生まれない。 わたしはいつから上を見なくなったのだろう。 2024/11/06
のりり
3
絵本。事故にあって車椅子生活をすることになったスジが上の部屋から道路を見ている。みんな急いでいてスジに気が付かない。「上をみて」というスジのささやかな願い叶いますように。誰かに意識されることって日々の生活を送る上で必要なことだね。ひとり時間は大事だけど孤独はつらい。2024年。2025/03/29