木村敏著作集〈5〉精神医学論文集

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  • サイズ A5判/ページ数 468p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784335610257
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3311

内容説明

「ドイツ語圏精神病理学」と「西田哲学」を背景に、縦横無尽に展開する木村ならではの精神医学論文集。

目次

ドイツ語圏精神病理学の回顧と現況
非定型精神病の臨床像と脳波所見との関連に関する縦断的考察
家族否認症候群について
デフェクトンの臨床適応に関する批判的論考―いわゆる「分裂病欠陥状態」の精神病理学的考察
ブランケンブルクの『自然な自明性の喪失』について
鬱病の臨床精神医学的研究の動向「一九五九‐一九七三」
離人症の精神病理
分裂病の診断をめぐって
家族否認症候群
ドイツ精神病理学の動向
分裂病の治療に関して
メタ精神医学としての現象学的精神病理学

著者等紹介

木村敏[キムラビン]
1931年生まれ。55年京都大学医学部卒、61年より2年間ミュンヘン大学神経科・精神科に留学、69年より2年間ハイデルベルク大学精神科客員講師、74年より名古屋市立大学医学部教授、86年より京都大学医学部教授。その間81年ドイツ連邦共和国より第3回シーボルト賞、85年エグネール財団(スイス)より第1回エグネール賞を受賞。94年京都大学を停年退官後、2001年まで龍谷大学国際文化学部教授。現在、京都大学名誉教授、河合文化教育研究所主任研究員、京都博愛会病院顧問、日本精神病理学会理事長、日本社会精神医学会理事。ドイツ精神神経学会、ドイツ現存在分析学会の外人特別会員
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