内容説明
朴正煕時代から40年のフィールドワーク。韓国を知る確かな基盤。長い歴史と厚みのある文化を持ち、近現代の激しい変化を経験した文明社会を、自在に変化する視角から細密に記述。生涯をかけて観察と記述を積み重ねた民族誌の金字塔。失われた情景、生活文化の写真150枚を収録。
目次
第1章 人類学による韓国社会研究
第2章 調査地社会の位置づけ
第3章 農村社会における家(チプ)
第4章 農村経済とチプ
第5章 家庭儀礼
第6章 門中組織
第7章 契
第8章 儒教と教育
第9章 セマウル運動
第10章 結論
著者等紹介
伊藤亜人[イトウアビト]
1943年東京生まれ。東京大学教養学部卒業(1968年)、大学院社会学研究科修士(1970年)、東京大学助手(1970‐79)、助教授(1979‐1990)、教授(1990‐2006)、琉球大学教授(2006‐09)、早稲田大学アジア研究機構上級研究員・教授(2009‐2013年3月)、その間ハーヴァード大学客員研究員(1977‐79)、ロンドン大学SOAS上級研究員(1996.9‐97.3)、韓国ソウル大学校招聘教授(2002.3‐12)、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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