出版社内容情報
新型コロナウイルスは世界からなにを奪ったのか?
新型コロナウイルスの感染拡大は、持続可能な開発目標(SDGs)達成までの道のりを後退させたといわれています。
今、私たちのいる場所は、日常が失われてバラバラになった世界から「誰一人取り残さない」新しい世界へと生まれ変わる転換点なのかもしれません。
SDGs17のゴールが叶えようとする未来に向けて、携えるべき教養として。
内容説明
新型コロナウイルスは世界からなにを奪ったのか?SDGsに掲げられている「誰一人取り残さない」という誓いと、一人ひとりの意識と行動の「変革」への決意。SDGs達成には欠かせない、持続可能性、人権の尊重、包摂、連帯、公平といった価値の実現も各章横断的な論点となっており、さまざまな形で問いかけている。
目次
SDGsと国連
第1部 アクター別考察(日本政府によるSDGsの取り組み;コーポレートガバナンスと監査 ほか)
第2部 分野別考察(1)保健医療・環境―生命・環境を守るしくみを考える(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ;生態系の保全)
第3部 分野別考察(2)社会包摂―誰もが健康で心豊かに暮らせるしくみを考える(アフリカの貧困・飢餓・格差;構造としての差別と法政策 ほか)
第4部 分野別考察(3)経済成長―ポストコロナの経済・産業活動のしくみを考える(Society5.0時代のガバナンス・イノベーション;持続可能な企業活動と社会的責任―企業とステークホルダーの相互作用 ほか)
著者等紹介
川村真理[カワムラマリ]
杏林大学総合政策学部教授。神戸大学大学院国際協力研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専門は国際法、特に難民法、人権法、国際機構法
北島勉[キタジマツトム]
杏林大学総合政策学部教授。ハワイ大学公衆衛生大学院修了。杏林大学大学院保健学研究科(論文博士)。博士(保健学)。専門は国際保健学、医療経済学。2021年にコンケン大学薬学部より名誉博士号を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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