障害者の自律/自立と憲法―「自立生活」論から「自律の保障」を問いなおす

個数:
  • ポイントキャンペーン

障害者の自律/自立と憲法―「自立生活」論から「自律の保障」を問いなおす

  • 杉山 有沙【著】
  • 価格 ¥4,950(本体¥4,500)
  • 弘文堂(2024/02発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 90pt
  • 提携先に5冊在庫がございます。(2024年04月29日 15時16分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784335359910
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C3032

出版社内容情報

真にインクルージブな人権論をめざして

憲法論における人権保障の前提として通底する〈個人の自律〉。しかし、自己決定が難しいと思われがちな障害者、高齢者や子どもは、人権保障の場面において自律的な存在というよりも他者に依存する存在として描かれがちであり、これは人間らしい生活を保障する生存権保障の場面でも同様です。そこで本書は、「自由」や「自律」の原理と生存権保障との連続性について、イギリスのMCA(自己決定能力法)といった先進的な外国立法のほか、「自立生活」論をはじめとする法学にとどまらない議論も参照しつつ、論証を試みます。より包摂的な人権論を切りひらく、挑戦の書!

内容説明

真にインクルージブな人権論をめざして。憲法論における人権保障の前提として通底する“個人の自律”。それでは、他者に依存する存在として描かれがちな障害者、高齢者や子どもの人権保障とりわけ生存権保障は、どのように考えるべきなのか。「自由」や「自律」の原理と生存権保障との連続性を論証することによって、より包摂的な人権論を切りひらく、挑戦の書。

目次

第1部 障害者の「自律」を支える理論(個人の自律を強調した生存権保障の意義;自己決定権行使のための積極的措置の法的位置づけ;自己決定権行使の前提としての知る権利と合理的配慮)
第2部 「自己決定能力」の有無をめぐる司法の判断基準(性的関係・結婚に関する自己決定能力;ケアと居住場所をめぐる自己決定能力;医療場面における自己決定能力)
第3部 憲法と社会的弱者の「自律」(社会的弱者の「自律」と「自己決定権」の意味;憲法25条と社会保障給付の支給決定手続での「自律」;自己決定能力がない者の「自律的な生」と他者との関係性;ヤングケアラーと「自律」形成)
第4部 障害者と「自律的な生」の保障(障害者の個人としての「自律」と生存権の保障)

著者等紹介

杉山有沙[スギヤマアリサ]
早稲田大学大学院社会科学研究科後期博士課程修了、博士(学術)。現在、帝京大学法学部政治学科専任講師。また、社会福祉学部の出身であり、さらに、特別養護老人ホームと知的障害者通所施設での介護士・支援員をしていた経験を活かして、社会的弱者の人権の保障に関する研究を積極的に行い、その研究成果を査読付き学会誌に論文として公開し、さまざまな研究会で研究報告を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。