出版社内容情報
新たなアプローチで上場会社に関わる法制度の全体像に迫る!
証券取引所に株式を上場する会社は、会社法のみならず、資本市場の法である金融商品取引法や証券取引所の規則、コーポレートガバナンス・コードなどのソフトローといった多様な規範による規律を受けます。
これら、上場会社を取り巻く法制度=上場会社法の全体像を、初めて描き切った画期的な書。
この10年間の、法制度および市場環境の急激な変化をふまえた、実務にも、学習にも、研究にも役立つ一冊です。
内容説明
上場会社を取り巻く法制度の全体像がわかる!この10年間の実務や法制度、市場環境の急激な変化もふまえ幅広い視点から「上場会社法」にアプローチした画期的な書。
目次
上場会社法とは何か
コーポレート・ガバナンス
プライベート・エクイティ・ファイナンス
上場制度と発行開示
流通市場における情報開示
機関投資家の受託者責任と議決権行使
企業買収をめぐる法規制
支配株主が存在する上場会社と非公開化
不公正取引の規制
証券市場のインフラストラクチャー
金融商品取引法の適用範囲と業規制
規制の実効性確保―パブリックエンフォースメントとフライベート・エンフォースメント
著者等紹介
宍戸善一[シシドゼンイチ]
武蔵野大学法学部教授、一橋大学名誉教授、弁護士、法学博士(東京大学)。1956年福島県生まれ。1980年東京大学法学部卒業、同年同学部助手、成蹊大学法科大学院教授、一橋大学大学院法学研究科教授を経て現職。カリフォルニア大学バークレー校、コロンビア大学、ハーバード大学、デューク大学のロースクールにおいて客員教授、経済産業省産業構造審議会委員、法務省法制審議会商法部会幹事、内閣府イノベーション・エコシステム専門委員会委員などを歴任
大崎貞和[オオサキサダカズ]
野村総合研究所未来創発センター主席研究員、東京大学公共政策大学院客員教授。1963年兵庫県生まれ。1986年東京大学法学部卒業、同年野村総合研究所入社。1990年ロンドン大学法科大学院、1991年エディンバラ大学ヨーロッパ研究所にて、それぞれLL.M.(法学修士)取得。金融庁・金融審議会委員(2011~17年)、内閣府・規制改革会議委員(2013~16年)などの公職も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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