“超個人主義”の逆説―AI社会への憲法的警句

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“超個人主義”の逆説―AI社会への憲法的警句

  • 山本 龍彦【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784335359538
  • NDC分類 323.14
  • Cコード C3032

出版社内容情報

「個人」も「民主主義」も、そして「国家」も、消えゆくのか

 デジタル技術の進展とその社会実装により、市民生活は歴史上これまでになく「スマート」になりつつある反面、さまざまな新たな脅威が出現しています。しかしその脅威はわかりやすく目に見える「敵」ではなく、監視やプロファイリングと引き換えの「自由」、フィルターバブルが助長する政治的分断、アルゴリズムと資本主義の野合といった形で、私たちが長年にわたり積み上げてきた人間社会のしくみやアイデア――「人間の尊厳」をはじめとする憲法的価値を含む――を、徐々に掘り崩すような形で立ち現れています。では、こうした「個人」や「民主主義」、果ては「国家」の融解に、どのように抗うのか――。本書は、デジタル社会への警鐘を憲法学の観点から鳴らし続けてきた著者が多様な媒体で公表してきた論稿を19本厳選収録し、書き下ろしも追加。その思索の軌跡をたどる一冊です。

内容説明

監視やプロファイリングと引き換えの「自由」、フィルターバブルが助長する政治的分断、アルゴリズムと資本主義の野合―。長年にわたり獲得されてきた社会のかたちや諸価値を徐々に掘り崩しているかに見えるデジタル化の様相。憲法学の立場からデジタル社会への警鐘を鳴らし続け、見えざる脅威と格闘してきた思索の軌跡がここに。

目次

序論 デジタル化する世界と憲法
第1部 デジタル社会における個人主義の虚構(個人化される環境―「超個人主義」の逆説?;ビッグデータ社会における「自己決定」の変容;「身体の自由」のゆくえ―“サイバー/フィジカル”が融解する世界の中で)
第2部 漂流する日本の個人データ保護法制とプライバシー(GDPRが突きつける日本の選択―求められる憲法調和的なAIネット化;“C”の誘惑―スコア監視国家と「内心の自由」;個人情報保護法制のゆくえ―憲法と個人情報保護;自己情報コントロール権について;自己情報コントロール権のゆくえ―憲法と個人情報保護、その先へ;新型コロナウイルス感染症対策とプライバシー―日本版接触確認アプリから考える)
第3部 デジタル化する言論環境と表現の自由(思想の自由市場の落日―アテンション・エコノミー×AI;SNSとフェイクポピュリズム―「関心市場」の社会的デザインを探る;アテンション・エコノミーと報道―デジタル言論空間のあり方を問う;アルゴリズム社会の“統治者”―プラットフォーム監視は責務;原発と言論―「政府言論」を考える;続・原発と言論―政府による「言論」の統制について)
第4部 プラットフォーム権力とたじろぐ国家(プラットフォームと戦略的関係を結べ―GAFAのサービスが社会基盤となるいま、日本はいかなるモデルを構築すべきなのか;まつろわぬインフラ―情報通信、「情報戦」、グローバル・プラットフォーム;デジタル空間とどう向き合うか)

著者等紹介

山本龍彦[ヤマモトタツヒコ]
慶應義塾大学法学部法律学科卒、同大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。現在、慶應義塾大学大学院法務研究科(法科大学院)教授、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)副所長。司法試験考査委員、ワシントン大学ロースクール客員教授などを歴任。現在、総務省「プラットフォームサービスに関する検討会」委員、経済産業省「データの越境移転に関する研究会」座長、総務省「ICT活用のためのリテラシー向上に関する検討会」座長、内閣府消費者委員会委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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まさやん510

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プライバシー領域の憲法学者としては第一人者と言える山本龍彦先生の論文・論考集。どれも読み応え抜群。 自己情報コントロール権や個人情報保護法制に関する曽我部真裕先生や鈴木正朝先生との対談も収録されている。 情報法分野において憲法的観点からの検討が不足しているとの鈴木正朝先生との対談における指摘は共感。 情報法分野においては、今後実務においても憲法的観点からの吟味・検討が重要になってくると思うので、関わりがある方々にとっては必読では。2023/11/16

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