出版社内容情報
サイバー犯罪への刑事規制を横断的に解説
ウイルス、ハッキング、盗聴、データ改ざん・暗号化――。社会のデジタル化に伴いサイバーセキュリティ侵害の手段・態様も多岐にわたる現代を見据え、刑法典や特別法のなかに散在するさまざまなサイバー犯罪対策のための刑事規制を体系的に整理したうえで、解釈論を詳説。コンピュータに関する基礎知識など技術面に加えて、具体的ケースを用いるなど実務面にも目配りをした〈サイバーセキュリティと刑法〉の決定版。
内容説明
ウイルス、ハッキング、盗聴、データ改ざん・暗号化―。社会のデジタル化に伴いサイバーセキュリティ侵害の手段・態様が多岐にわたる現代を見据え、刑法典や特別法のなかに散在するさまざまなサイバー犯罪対策のための刑事規制を体系的に整理したうえで、解釈論を詳説。コンピュータに関する基礎知識など技術面に加えて、具体的なケースを用いるなど実務面にも目配りをした“サイバーセキュリティと刑法”の決定版。
目次
第1部 総論(サイバーセキュリティ基本法と刑法;サイバー犯罪に関連する技術的解説;サイバーセキュリティと刑法総論)
第2部 各論1 サイバーセキュリティ侵害に関わる犯罪類型(不正アクセス罪;サイバー犯罪としての通信の秘密侵害罪;マルウェア関連犯罪(不正指令電磁的記録に関する罪)
電磁的記録不正作出等罪・電磁的記録毀棄罪
電子計算機損壊等業務妨害罪)
第3部 各論2 情報の内容に関わる犯罪類型(電子計算機使用詐欺罪;営業秘密侵害罪;個人情報データベース等の保護と秘密保持義務)
著者等紹介
鎮目征樹[シズメモトキ]
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学、修士(法学)。現在、学習院大学法学部教授
西貝吉晃[ニシガイヨシアキ]
東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻修士課程、東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻修了、修士(情報理工学)、法務博士(専門職)。第二東京弁護士会所属。現在、千葉大学大学院専門法務研究科准教授
北條孝佳[ホウジョウタカヨシ]
電気通信大学大学院電気通信学研究科電子工学専攻修了、修士(工学)。東京弁護士会所属。現在、西村あさひ法律事務所カウンセル。元・警察庁技官
荒木泰貴[アラキタイキ]
慶應義塾大学大学院法務研究科修了、法務博士(専門職)。現在、武蔵野大学法学部准教授
遠藤聡太[エンドウソウタ]
東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻修了、法務博士(専門職)。現在、早稲田大学大学院法務研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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