内容説明
厳選された重要判例100の読み方・学び方を、伊藤メソッドを駆使して伝授!各判例は、論点と結論、事実、裁判の経緯、判決の流れ、学習のポイント、判決要旨、関連判例、伊藤真のワンポイント・レッスンの順に解説。重要な判例を正確に理解し、その論理を適切に応用できる力を養う、試験に役立つ学習書に徹した判例ガイド、最新版。
目次
1 基本的人権(人権の享有主体;基本的人権の限界;包括的基本権;法の下の平等 ほか)
2 統治(戦争放棄;国会・内閣;裁判所;財政 ほか)
著者等紹介
伊藤真[イトウマコト]
1981年、大学在学中に1年半の受験勉強で司法試験に短期合格。同時に司法試験受験指導を開始する。1982年、東京大学法学部卒業。1984年、弁護士登録。弁護士として活動しつつ受験指導を続け、法律の体系や全体構造を重視した学習方法を構築し、短期合格者の輩出数、全国ナンバー1の実績を不動のものとする。1995年、憲法の理念をできるだけ多くの人々に伝えたいとの思いのもとに15年間培った受験指導のキャリアを生かし、伊藤メソッドの司法試験塾をスタートする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
9
100判例。論点→結論→事実→経緯→流れ→学習のポイント→判決要旨→ワンポイント・レッスン→参照文献 の構成。朝日訴訟を注目しよう(457頁~)。憲法25条1項は、国の責務として個々の国民に対する具体的権利賦与ではないという。生活保護とは何か? 誰のためのものか? ゴシック太字なので、確かに分量が多いものの、ポイントは明瞭。改憲が急な現在、憲法の存在意義を判例を通じて理解しておくことは、拙速な改憲論と対峙するのに理論武装となる。私は市民の一員として、有名な判例である、玉ぐし料とか、長沼事件など把握したい。2013/11/01