内容説明
ビジネスから日常生活まで、応用範囲の広い代理法の基礎を具体的な事例をもとに説明した概説書。高齢化に伴う諸問題に対処するための成年後見制度とは違う新しい法制度のあり方を探るヒントとなる一冊。
目次
第１章 アメリカ代理法のイメージ
第２章 代理関係
第３章 代理の対内関係
第４章 代理の対外関係
第５章 代理関係の終了
第６章 持続的代理権―高齢社会に対処する代理法
結びに代えて
著者等紹介
樋口範雄［ヒグチノリオ］
１９５１年新潟県生まれ。１９７４年東京大学法学部卒業。１９８６年学習院大学法学部教授。１９９２年東京大学大学院法学政治学研究科教授。武蔵野大学法学部特任教授、東京大学名誉教授。専攻は英米法。著書：『親子と法―日米比較の試み』（弘文堂・１９８８、日米友好基金賞受賞）など多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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jntdsn13
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経済学でもよく話題に上がるPrincipal-Agent関係の概説。信認義務の発生源の解説を求めて読んだが、フリーエージェントや後見的分野、使用者責任といった領域をも含み、質的にも射程的にも相当異なり、かつ、アメリカ法的な独立の尊重が根源にあることまでは想像していなかったので大変勉強になった。日本法（や大陸諸法）と根本的制度設計の異なるこういった分野ではとりわけ、丁寧に腑分けしてくれる樋口先生の筆致は輝く。2022/07/02
