熱帯ＣＯＭＩＣＳ グレイトトレイラーズ 〈１〉

宮川輝

光文社（2021/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 155p／高さ 19cm
• 商品コード 9784334980603
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

出版社内容情報

世界規模の大災害から9年。日本の復興を目指すナオキは、救世主と呼ばれる少女と出会う。少女は、火星のある組織に追われていて…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[緋莢]

世界規模の大災害で、ボロボロになった日本。〝技術遺産”を発掘し、日本の復興を目指す八尾技研と共に行動するナオキは、〝技術遺産”の強奪を繰り返す組織・赤熊に 追われている少女・ヒナコを助けるが…帯に＜荒野×少女×機械動物＞とあり、それらの単語に反応する人は読んで損なし！ナオキは、＜異生物に変態できる青年＞と冒頭の登場人物紹介に書かれていますが、それだけでなく（続く

2022/03/08

[kokekko]

つんどく消化。レトロ雰囲気なSFというふしぎな漫画。ナウシカとかＡＫＩＲＡとか銃夢とか、あのあたりが好きな人が描いています！　というのが伝わってくる。メカの書き込みや動きのある絵がとにかくうまくて躍動感がある。アニメーター的な絵と言うべきか。2巻の発売は2022年と書いてあるけれどあと一か月で終わっちゃうよ！

2022/11/15

[s_s]

再読。現在よりもおよそ20年先の未来。震災によって崩壊した、かつての大阪府から物語は始まる。肉体を”転換”して変身を遂げる男や、個性的な機械動物、瓦礫の山が続く荒廃した世界設定など、特定の読者に刺さりそうな作品。丁寧というよりかは、集中線の多さに見られるような勢いと、画角や位置を意識したカメラワークからなる躍動感。これらが本作の魅力と言えるかもしれない。多量の構想を練り上げた上での作品だと思うが、まだまだ作中に「どうして？」という謎や疑問が多く、展開の早さから、読者を置き去りにしないかだけが不安かも。。

2023/09/11

[ダート（装幀に花束を）]

絵はいいなと思って購入。でも読みにくいわ。最初、何処かのアニメーター上がりかと思ったけど、調べてみて過去作の『018』が家にあった。コマ割りとか説明内容とか退化していないか？★最初っから舞台設定が判らないままにストーリーに関係ないセリフをガンガン差し込んできて、意味不明のまま登場人物が増えて、さらに意味不なセリフが入ったり。★★最初は担当編集者の力不足かと思ったけど、それなりに描き続けている漫画家のやることではない。読む側の技量が試されるのか？それなら、ここでおさらば。〇〇の劣化版はいらん！

2022/03/27

[緑虫＠漫画]

★★★☆ 宮川輝はこの手の漫画の”担い手”感が強くあって好き。大阪府民の人は背景を解像度高く読めるかもしれない。

2022/01/14